2024.10.20
ウナギ・サヤカ&柳川澄樺が挑戦!CMLL世界タッグ選手権結果

■10月18日 アレナメヒコ金曜日大会
■CMLL世界タッグ選手権時間無制限1本勝負
(王者)テサ・ブランチャード&ジュビア(1−0)ウナギ・サヤカ&柳川澄樺(挑戦者)
※王者組が防衛に成功。

ウナギ&柳川組のCMLLデビュー戦はいきなりのCMLL世界タッグ挑戦という、破格の扱いを受けた。これは過去を逆のぼっても実例のない、大抜擢である。
タッグマッチはメキシコルールとして、同一チームの2人が敗れると試合が終了となる。
まずは柳川とテサでスタート。じっくりとレスリングの攻防を見せる。
続いてはウナギとジュビア。日本でも攻防を繰り広げた両者の顔合わせ。
ジュビアがバッククラッカーからフォールに行くと、柳川がカット。
ジュビアが柳川をとらえ、回転エビに丸めるが、ウナギがカット。ジュビアはウナギにコルバタ、さらに柳川を激しくコーナーにぶつける。
ウナギとテサの攻防へと移り、エプロン上の戦いに。
ウナギがエルボーで倒れると、テサがスワンダイブ式のボディプレスを見せる。
カットに来た柳川をもエルボーで倒すと、今度は二人へのスワンダイブ式ボディプレスを投下させる。
場外へ落ちた二人にテサがプランチャ。
リングへ戻った柳川はジュビアにドロップキック。
ここで1010から、羽根折り固め。
さらに反転してブリッジを決めるとメキシコのファンがドッと湧く。

たまらずテサがカット。
ウナギがテサを捕らえて、柳川と両ばさみにしてのロープへはりつけ。

ウナギが大ふへん固め。
テサを場外へ落とすと、二人ともに大きくアレナメヒコのファンへアピール。
そして、ダブルのカウンターキック。
場外へ落ちたジュビアに二人とも飛ぼうとするが、逃げられると、後転してダブルのギャン・ポーズ。
ウナギ&柳川がジュビア&テサへ鉢合わせを狙ったが、これは逆にマットへたたきつけられる。
そして対角線へ走り低空ドロップキックをヒットさせる。
続けて柳川を捕らえて、トレイン攻撃。
さらにサイドバスターとフライングネックブリーカーの合体技を決める。
カウント2でウナギがカットに入る。
今度は挑戦者組がダブルのカウンターキック。
さらに柳川が低空ドロップキック、ウナギが鎌固め、そこに柳川が低空ドロップキックを落とすという連携プレーがクリーンヒットする。
続けてダブルのブレーンバスターと連携が冴え渡ってくる。

今度は王者組がウナギを捕らえ、テサのコードブレーカーからジュビアが低空ドロップキックを落とす。
柳川がカット。
そのままテサを捕らえ、ウナギのフェースバスターから、柳川がニーを浴びせ、ウナギがギロチンドロップ。

カウント2でジュビアがカット。
ウナギがジュビアにニーを当てて、場外へ落とす。

テサが柳川を捕らえるが、コルバタで脱出。
テサは場外へ。


ここでウナギがトップロープへ上がると、渾身のプランチャ。
アレナメヒコにおける初戦で傾奇者が宙を舞った。
リングへ戻ったテサに柳川は投げっぱなしフィッシャーマン。
ウナギがここで大儀であったをさく裂させる。
見たことのない技にアレナメヒコ中に驚きの声が響き渡る。
これで実力者・テサから3カウント。
テサがリングから消える。

王者組を追い込んだ挑戦者組、すぐさまジュビアがトップロープから二人へフライングボディアタック。
ウナギがジュビアを羽交い絞めにするも、柳川のコンテンポラリーキックは誤爆。
ジュビアがこのスキにマヒストラルで柳川を丸め込み、3カウント。
王者組もイーブンに戻し、ウナギとジュビアによる決着戦に。
ウナギがコードブレーカーからスライディングTANAKA。
カカト落としを投下させるが、両者ともにロープに飛んでのラリアットは相打ち。
再びロープに走るが、ジュビアが体を入れ替えてキチンシンク。
さらにロープにウナギを張り付け、身動きできなくした状態で串刺し式ドロップキック。
これでついに3カウントが入り、王者組の防衛となった。

あと一歩まで追い詰めた挑戦者組にもファンは声援を送る。
ウナギはテサとは抱き合ったものの、決勝フォールを取られたジュビアとはにらみ合い。
グランプリを前に激しく火花を散らした。
・試合後コメント
ウナギ「いやー。まあ、そんな初めて組んで勝てるわけないのか。でも、めっちゃ楽しいです。メキシコ。噂で聞いていたCMLLは最高の場所だったし、個人的には自分が目指す自主興行だったり、東京ドームでやるためには通っていかないといけないなという…めっちゃ楽しいですね! 澄樺とは、これからメキシコ対多国籍軍となるし、これからめちゃくちゃいっぱい組む機会いっぱいあると思うから二人にしかできないことを見つけて日本に帰ります」
柳川「まず、日本でも応援してくださったみなさん、ありがとうございました。期待に添えることができず、腰にはベルトが負けなくて悔しいんですけど、でも、まず初戦終わったのでこれからグランプリに向けてどんどん仕上げていきたいと思います。正直言うとメキシコはめちゃめちゃ高地ですね。日本でやる動きと違う感じになってしまいましたけど、慣れだと思うので、これからどんどん自分の動きを出して積極的に行きたいと思います!」
(文:泉井弘之介)
|