2025.02.20
ウナギ・サヤカVSジュビアのCMLL日本女子選手権記者会見【3月1日(土)東京大会】
2月20日、両国のホテル内にて、3月1日「ルチャフェス♯3」会見が行われた。
会見にはメインでCMLL日本女子選手権をおこなう王者・ウナギ・サヤカが出席。
挑戦者・ジュビアが来日前ということもあり、あらかじめ調印証に署名されたものが用意された。
ウナギは会見前、署名をおこない、ここに両者の署名がそろった。

その後、ウナギの会見が行われ、質疑応答へ移った。
−−改めて、CMLL日本女子戦への意気込みをお願いします。
ウナギ
「実はこのベルト、去年の10月の時にジュビアとタイトル戦が決まっていたんですよ(2024年10月29日、アレナメヒコでのウナギ・サヤカ対ジュビア戦)。
ただ、この後がすごいんですよ。私、この試合の前に、肋骨を折りまして、「うわー、タイトルできない」と思って。
正直、メキシコに行くためにこのベルトを取ったというのもあるのに、タイトルできないということになって、「やってしまったー」と思って、(CMLL側に)謝りに行ったら、なんとジュビアも顔面が折れていたということを聞きまして。
それで、ジュビアも欠場となって二人とも出られませんでした。
なので、メキシコでやるはことがかなわず、ベルトは日本に持って帰ってきてしまって。
だから、今回の防衛戦は運命だったのかなって。
でも、ウナギ・サヤカ的に言ったら、日本でベルトを落としている場合ではなくて。
去年10月のグランプリで、ルチャとかメキシコとか、メキシコ人のレスラーとか何も知らないまま行きましたけど、とてつもない怒りを持ち合わせて帰ってきているので、もう一回、メキシコに行って、全員ぶん殴らないと気が済まないですね。
このベルトは申し訳ないですし、ジュビアがむちゃくちゃ強いのは知っていますけど、今回、きちんと日本で防衛して、メキシコまで全員をぶん殴りに行きます。」
−−改めて、挑戦者・ジュビアの印象を聞かせてください。
ウナギ
「初めて第1回ルチャフェスが行なわれて、ジュビアと試合した時も、3本勝負でやって、私が取られているし、メキシコに行った時も、一発目がアレナメヒコで、その時の相手がジュビアと、テッサ・ブランチャードでした。
それで、二人が持っていたCMLLタッグのベルトに(柳川)澄樺と挑戦して、そのベルトも取れなかった。
ジュビアにはずっと負け続けていますけど、正直、いまのウナギ・サヤカ、めちゃくちゃ価値があると思っています。
ワンマッチで1600人埋めちゃうような人ですよ。
なので、私、一番アレナメヒコ似合うと思うので。
そしてなんならいま、CMLLタッグのベルト、空位だっていう噂を聞いたんですけど、これって、二冠チャンピオンのチャンスじゃないですか、私? 3月1日にはきっちり防衛して、また澄樺とタッグのベルトに挑戦して、これを巻いて、二冠になって帰ってきたいと思います。」
−−昨年10月のメキシコ遠征をされましたが、その思い出は?
ウナギ
「めっちゃタコスがおいしかった!
トリッパタコスって食べたことありますか?
タコスって豚とか、チキンとか、ビーフじゃないですか。トリッパって…内臓か。
(力を込めて)めっっっちゃうまいんですよ。
あの皮を焼いて、中も焼くんですよ。カリカリの、熱々のトリッパタコスを、メキシコで食べないとね。
(同行した司会者に)だって、ウナが見つけたいのに、毎日、「食べに行きたい」って言ってましたよね。」
−−これまで17回メキシコに行きましたけど、その中で一番美味しいタコス屋さんでした。
ウナギ
「ね! すごくないですか、私。メキシコ遠征中、ずっと「今日はトリッパ行けるんじゃないか?」みたいな。
最後のほうは、トリッパタコスのために頑張っていたところもありました(笑)。
だから、もう一回行きたいですね。あとはスケジュールが過密すぎてやばいんですよ。
ホテルに着いたのが深夜の12時。
でも、日本人は洗濯したいって文化があるけど、ホテルはクリーリングのサービスしかないから洗濯機がない。
でも明日は深夜3時出発だから早く寝てくださいみたいな。
それで、3時間後、ホテルを出発して、朝6時くらいの飛行機に乗って、空港に着いたらチェックインして、次は夕方5時集合で試合に行きます、みたいな。
もう、時差ボケの概念もないくらい、すごかった。
だから、メキシコの選手はすごいなって思いました。
これを毎日やっているんだっていうのが。でもやばかったですね。
2週間ちょっとで10試合くらいあって。会見とかもめっちゃあって、練習もあって。
本当、濃密にプロレスをしていたと思います(笑)。
でもそれくらいありえないスケジュールも昔の全女だったら、ありえたのかなとか思ったりもしました。
でも逆に、帰国してから2月まで、やばいくらいの試合をずっとウナギ・サヤカは体験してきたので、メキシコの選手には負けません。
それに4月には(自主興行の)両国もありますし。4・27の両国もルチャの大会をやりますもんね。
このベルトを防衛したら、それも見えるってことですもんね。
防衛して、両国2連戦をかなえたいと思います。」
−−ワンマッチ興行を終えて、里村戦後、ウナギさん自身の変化について感じることはありますか。
ウナギ
「正直、勢いしかなくないですか。
どこにも所属していないですし、自分でやっているんですけど、今回のマッチ興行って、ほかのスタッフさんとか、いつもプロレスの仕事をされている方も含めて、みんなが「初めての経験です」だったんですね。
それで、みんなが一つになろうとするというか、この試合のためだけにすべてをかけてやってくれていたというのが私にとって、一番大きかったです。
ひとりの力だけじゃないというか、いろんな人の本気を、一緒に何か一つをやるということが両国前にできていたということが、私にとっても、その人たちにとっても大きかった。
改めてプロレスというものについて考えることができた1試合だったのかなって思います。」
−−そのワンマッチ興行で、今後の展開で役に立ちそうなことはありましたか。
ウナギ
「今回においては、私の目標である東京ドーム自主興行に向けて、いいところは見せられたんじゃないかなって。
東京ドームと後楽園ホールというのは同じ会社なので、これからガッチリ一緒にやっていきたいなっていう気持ちもたくさんありますし、今回のワンマッチはすべてのタイミングがよかったなと思います。
いろんなメディアに記事が出て、それがすごくバズったりとか、今回のことだけでなく、私が38歳、キャリア6年でむちゃくちゃなことをやろうとしていることに関して、いろんな人が知ってくれて。
その後楽園には、私でも、里村さんのファンでもない方がすごくたくさん来ださって。
久々とか、初めてプロレスを見る人がたくさん来てくださったんです。
そこで1600人を集めることができたことも含めて、得るものがめちゃくちゃあったなっていう。
私だけでなく、後楽園側もそうだし、みんなにとっても、得るものが大きかった一日でした。」
−−自主興行のときと大会に出るとき、なにかウナギさんの中で違いと言えばなんでしょうか。
ウナギ
「自主興行ではなく、大会に出るときは、シンプルに自分のお金がかかっていないので、めちゃくちゃ助かりますね。
自主興行に関しては、選手であるならば絶対、全員1回はやるべきだと思っています。
所属団体にいようが、所属団体の力を借りずにマジでてめえの力でやれよって思います。
あんまりよくない言い方かもしれませんけど、私たちは試合すればどうにかなっちゃうっていう。
リングに上がって、1試合したら、すべて成立する仕事、それがプロレスラーなんですけど、興行をやってみて、こんなことまでやっていたの? 用意しなきゃいけなかったの? っていうことに気づけたし、1興行つくるのがどれだけ大変なものかを知ることができたのも大きかった。
正直、今から自主興行やるヤツが言うなってことですけど、あんまりやりたくないし、きついですよ。
いままで後楽園で2回、自主興行やったんですけど、チケット売れなかったらどうしようって、2週間くらい前にゲロ吐きそうになるんですよ。
里村さんの時は売れていたんですけど、売れていたら売れていたで、1600人の前でどうやってやればいいんだろうってまた体の具合が悪くなってきて。
結果的に自分がすべてを背負ってやらなきゃいけないので、めちゃくちゃプレッシャーだったり。
メンタルもそうですけど、金銭的にも、そうじゃないですか。
(観客が)入るか入らないかで次またできるかどうかもかかわってくる。
そういう意味も含めて、大会に呼んでもらえる時は、興行をやってくれる人がいる分、自分ができることはすべてやり切ったうえで、リングに臨むようになりました。
成長しました、私(笑)。
でも、大会に出る以上、どの試合も意味があるものしなきゃ意味ないし、選手全員が、チケットを売るとか、注目してもらうために動くことは絶対必要です。
でも、それをわかっていない人が多すぎるので、私が限りなく一番前でその姿勢を見せていけるレスラーでないといけないなって思います。
4月の両国を考えるとまた具合悪くなりそうですけど…でも、1大会1大会を大切にしていきたい。
そしてこのベルト(CMLL日本女子王座)は、いま、唯一巻いているベルトです。
「ベルトの価値をあげる」とかいう、レスラーテンプルはどうでもよくて、自分がベルトを巻いて、先頭で証明していくことが大切なので、私が守ってメキシコに持って行って、ベルトを増やして帰ってきたいと思います。」
最後に記念撮影となり、ウナギはCMLL日本女子王座を肩にかけて、王座防衛を誓った。


CMLL×LADYSRING×メキシコ観光
「LUCYA FIESTA2 −ルチャフェス3−」
日時:2025年3月1日(土)午後12時(開場:午前11時30分)
会場:新木場1stRING(東京都)
<対戦カード>
▼CMLL日本女子選手権時間無制限1本勝負
<王者>ウナギ・サヤカ VS ジュビア<挑戦者>
※第3代王者、ウナギ・サヤカ初防衛戦。

<その他の出場予定選手>
・タバタ
・真琴
・本間多恵
・真白優希
・ちゃんよた
・咲蘭
・CoCo
ほか
<チケット料金>
■リングサイド南最前(お土産付き)\15,000
■リングサイド最前(お土産付き) \12,000
■リングサイド(2列目) \8,000
■指定席A(南雛壇正面) \6,000
■指定席B(南雛壇両端と真ん中1列目8席)\5,000
■指定席B(北側親子席)(メールにて販売)\5,000
■小学生以下:無料(メールにて販売)
※小学生以下のお子様と保護者の方は一緒にお座りいただけるようにメールにて対応させていただきます。
対応メールアドレス→mexkanty@mexicokanko.co.jp
<チケット販売所>
チケットペイ https://www.ticketpay.jp/
<問い合わせ先>
mexkanty@mexicokanko.co.jp
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