3)七七頭ヶ岳 関西百名山 693m : 2000年7月9日  関西百名山に戻る

滋賀県の湖北地方にある山容の美しい山として知られる。麓の上丹生、菅並、摺墨など、七つの尾根を集めた頂ということが山名の由来となっている。伝説の残る信仰の山として知られ、山頂には観音堂があり、少し西斜面を下ったところに瑠璃池と呼ばれる伝説の池がある。池というほどでなく、清水かしたたり落ち、土が湿っている程度である。別名、「丹生富士」と呼ばれている。湖北の特徴、ブナが残っている。奇祭と民話の里にあり、深い落葉樹に囲まれた信仰の山として知られ、県の北部に位置し、特に冬の気象は日本海型で、日本でも屈指の豪雪地帯である。樹林深く、今は成長のいいス
ギなどが一部植樹されているが、神仏の山山の木は、雪宮から村を守るため伐採が禁じられていたためブナ、ケヤキ、ミズナラなどの落葉樹がまだ多く残り、自然木が多い。春はは芽吹きや花、秋は紅葉と楽しませてくれる.春と秋には頂上の観音の祭のため村人が山道を整備し、きれいな登山道が作られている。

守山駅(10:20)〜長浜(11:00、11:05)〜木之本(11:25、11:45バス)〜上丹生バス停(12:05、12:05出発)−七七頭観音参拝登山口(12:15)−展望地−大ブナ−七七頭ヶ岳(13:08)−瑠璃池往復−七七頭ヶ岳(13:15〜13:25)−菅並登山口(13:50)−(東菅並、上丹生、祭りの館)−橋本本バス停(14:45、15:04バス)〜木之本(15:28、15:40JR)−守山駅 
       歩行時間:2時間30分 山歩き時間:登り50分。下り25分

余呉バス(余呉町コミュニティーバス)、菅並・洞寿院行きに乗車する。上丹生バス停で下車する。すぐに高時川に架かっている野神僑に着く。僑のそぱのケヤキの大木は、神木として崇められている。幹回りは9m以上と言われ、樹齢800年だそうだ。道中、七七頭ヶ岳の雄々しい山容が目を引く。橋を渡らずしばらく進むと、七七頭観音参拝登山口の石灯がある。高時川に沿って林道を進む。道幅が狭くなり、左に入り登りが始まる。いきなりの急登である。樹林帯の中の道をジグザグに進む。しばらくすると見通しが良くなり、安蔵山の姿が見える。少し前ならササユリが見らっるところであるが、残念ながら花期は過ぎている。急登は続き、西に、行市山と手前に新谷山、南方向に己高山が姿を現す。大きな杉の木が現れ、幾分勾配も緩やかになる。大きなブナが見えるとしばらくで山頂に着く。山頂には、西林寺観音堂のお堂があり、広場になっている。三角点はササの中にある。昼をとっくに過ぎているが、西にある瑠璃池に向かう。伝説の池であるが、水たまりと言ったところだ。すぐに山頂に戻り、昼食とする。あっという間に平らげ、お堂の裏から、表示に従って菅並へ下る。落ち葉がある歩きやすい道だ。25分で下山する。バス停では時間がありすぎ、待っていてもしょうがないので東菅並、上丹生、祭りの館とすぎ、橋本バス停まで歩く。55分、結構な歩きになった。

 
上丹生から七七頭ヶ岳 山頂

ルートマップ

(国土地理院の地図を引用)

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作成日: 2016年5月29日