113)ミヤマカラスシジミ  チョウの図鑑に戻る 
 ミヤマカラスシジミ(深山鴉小灰蝶 Strymonidia mera)は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ミドリシジミ亜科に属するチョウの一種。近縁種のカラスシジミはユーラシア大陸などに広く分布するが、本種は日本特産。カラスシジミよりやや森林との結びつきが強いわりに活発性に欠け、翅先が丸みを帯びる。分布は、北海道、本州、四国、九州に分布する日本の固有種。西日本では冷温帯の高地帯に生息している。琉球大学の風樹館で、1838年7月22日に長野県の松原湖で採取された標本が所蔵されている。前翅長は18mm程。成虫は年1回発生し、7-8月頃に見られる。幼虫はクロウメモドキ科のクロウメモドキ、クロツバラなどを食草とする。卵の状態で越冬する。生息域はカラスシジミとそれほど違わないが、本種は北海道では少ない。翅の裏面の色調などの地域変異が見られる。オスの前翅の表面に楕円形の性標があるがメスにはない。種の保全状況であるが、日本の各都道府県で、レッドリストの指定を受けている。環境省としての、レッドリストの指定はない。絶滅寸前または絶滅危惧種(絶滅危惧種IA類・CRまたは絶滅危惧種IB類・EN) - 東京都、愛知県、福岡県危急種(絶滅危惧II類・VU) - 宮城県、高知県、宮崎県準絶滅危惧 - 青森県、茨城県、栃木県、岐阜県、滋賀県、鳥取県、徳島県、愛媛県、熊本県(ウイキペディアより)
 撮影は、富士五湖の本栖湖周辺で行った。ミヤマカラスシジミの最盛期にあわせて訪問した。ホシチャバネセセリに間に合い、ヤマキチョウが出始め
の季節だった。3種を同時に撮影できた。ミヤマカラスシジミは食樹にたくさんとまっていた。

  
   2013年7月31日 山梨県本栖湖周辺               同左
   
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作成日: 2017年6月29日