122)リンゴシジミ  チョウの図鑑に戻る 
 リンゴシジミ(Fixsenia prunijezoensis)はシジミチョウ科ミドリシジミ亜科に属するチョウである。27〜30oの大きさで、淡黒褐色の色を呈し、雄の後翅外縁、雌は前翅と後翅外縁に橙色の斑紋がある。裏翅は、表に比べやや明るい色で、橙色と黒色の斑紋が外縁に並ぶ。発生は6〜7月上旬にかけ発生し、午後から活動する。花に集まり吸蜜するが、行動範囲は限られ、食草の近句である。幼虫はスモモ、ウメ、エゾノウワミズザクラ、シウリザクラを食する。北海道の道北と道南を除く各地域に見られるが、局地的である。 低山〜山地の民家付近、河川傍に生息する。近年札幌でも確認されるが、年々個体数が減少傾向である。幼虫で越冬する。
 
 リンゴシジミの撮影はいろいろな情報を頼りにいくつかのポイントを探したが、2016年7月の北海道遠征で初めて叶えられた。発生時期が合わなかったり、天候に恵まれなったりで苦戦したが、やっと丸瀬布で実現した。苦労しただけあって、感慨深いものになった。

  
    2016年7月5日 北海道丸瀬布                      同左                  
   
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作成日: 2017年7月3日