122)リンゴシジミ チョウの図鑑に戻る リンゴシジミ(Fixsenia prunijezoensis)はシジミチョウ科ミドリシジミ亜科に属するチョウである。27〜30oの大きさで、淡黒褐色の色を呈し、雄の後翅外縁、雌は前翅と後翅外縁に橙色の斑紋がある。裏翅は、表に比べやや明るい色で、橙色と黒色の斑紋が外縁に並ぶ。発生は6〜7月上旬にかけ発生し、午後から活動する。花に集まり吸蜜するが、行動範囲は限られ、食草の近句である。幼虫はスモモ、ウメ、エゾノウワミズザクラ、シウリザクラを食する。北海道の道北と道南を除く各地域に見られるが、局地的である。 低山〜山地の民家付近、河川傍に生息する。近年札幌でも確認されるが、年々個体数が減少傾向である。幼虫で越冬する。
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