138)ウスイロヒョウモンモドキ  チョウの図鑑に戻る 
 ウスイロヒョウモンモドキ(学名. Melitaea protomedia)はチョウ目タテハチョウ科のチョウである。 絶滅危惧IA類に指定されている。前翅長20〜25mmで、雌は雄に比べて大きく、翅長黒褐色部がより広い。兵庫・岡山・鳥取・島根・広島のがある中国地方にのみ生息する。草原性のチョウであり、幼虫の食草はオミナエシやカノコソウである。成虫はアザミ等の花を吸蜜する。卵は食草下部の葉の裏に卵、数百個を生みつける。幼虫は集団活動し、枯葉を糸で括り、巣を形成する。幼虫で越冬する。草原に生息していたが、環境の変化 によって絶滅の危機に瀕し、保護活動が行われている。観察会はこうした活動の一環であり、草間や養父地区において毎年実施されている。
 撮影は、ウスイロヒョウモンモドキの観察会に参加した際に行った。この機会に、縁あって紹介いただいた方にお願いしてハヤシミドリシジミやジョウザンミドリシジミ、キマダラルリツバメも観察した。

   
   2007年7月8日 養父市ハチ高原周辺                同左                   
   
   
2013年7月14日 養父市ハチ高原周辺                同左 
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作成日: 2017年6月25日