147)オオウラギンスジヒョウモン チョウの図鑑に戻る オオウラギンスジヒョウモン(大裏銀筋豹紋 Argyronome ruslana)は、チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科ドクチョウ亜科ヒョウモンチョウ族に属するチ ョウの一種。低地〜山地にかけての草原・高原帯に広く生息する。近似種ウラギンスジヒョウモンや他のヒョウモン類と混生することが多い。本種は ウラギンスジに比べ後翅裏外縁部の褐色に緑がかり、前翅先端がより突出することで区別できる。年一化性、越冬態は幼虫または卵。食草はタチ ツボスミレなどの野生スミレ類。成虫は梅雨時から発生しはじめ、9月終わりごろにはいなくなる。成虫は花によく集まるが、吸水にもよく現れる。暖地 では夏眠する。他のヒョウモンと同じく、前翅表中央の翅脈が太くなり黒い鱗粉を付けるのは雄の特徴。分布であるが、関東平野・紀伊半島南部・四 国南部・大隅半島を除く日本全土に分布。国外ではロシア極東・中国大陸東北部・朝鮮半島に分布する。 本種との出会いは多く、登山の折にしばしば撮影する機会がある。滋賀県では、伊吹山、比良山系、高島トレイル、比叡山などで出会いがある。 ![]() ![]() ![]() チョウの図鑑に戻る 作成日: 2017年10月20日、 |