159)キミスジ  チョウの図鑑に戻る 
 
キミスジ(学名:Symbrenthia lilaea)もともと日本には生息せず、2005年6月に西表島で初めて記録された。その後、八重山諸島各地で観察され、石垣島、西表島、与那国島、小浜島などで観察されてきた。キミスジは、吸水や吸蜜の時に簡単に撮影できる。林の道沿いや耕作地脇で見かける。食草は、アオカラムシ、アカソ、オオイワガネ、カラムシ等で、アザミ類やセンダングサ等によくとまる。成虫の模様から。ミスジチョウ類のようにみかけるが、むしろ、アカタテハのようなタテハチョウ科に属する。幼虫はイラクサ科のカラムシ類を食べ、形態は棘が多く、黒い色である。
西表島や石垣島で遠征するたびに見かけるが、最近は少なくなった気がする。

   
    2015年5月12日石垣島                      同左                      2012年5月12日西表島

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作成日: 2017年10月20日