17)ミヤマカラスアゲハ チョウの図鑑に戻る ミヤマカラスアゲハ(深山烏揚羽、Papilio maackii)は、チョウ目アゲハチョウ科に属するチョウの一種。蛹で越冬する。春型は大体4〜5月程に羽 化し、その後活動する。夏型は6〜7月の間に羽化して活動する。春型の方が色彩が派手だが小さい。終見日は春型で7月、夏型で10月位までとさ れている。カララスアゲハに似る。本種は後翅裏面に白い弓状のラインが現れるが、このラインが完全に消失し、カラスアゲハと区別の難しい個体 も存在する。花以外に、吸水にも来る。オスは湿地に集団で吸水に来る性質があり、それを狙い採集する人も多い。水分補給は水分だけでなく微 量の塩分も摂取する為だと思われるが、なぜ吸水に来るのか、そして吸水集団を形成するのがオスに限定されるのかは解明されていない。水たま りなどをプリントアウトしたものを貼り付けておいても近寄るといわれている(未確認)。ミカン科のキハダ、カラスザンショウ、ハマセンダンなどである 。栽培種はあまり好まないので、ミカン科野生種の生えている深山に多く見られる。しかし必ずしも深山の蝶というわけではない。 登山が趣味である私にはおなじみのチョウである。登山中、吸水・吸蜜の際の撮影チャンスも多く、キラキラと輝く姿は魅力的である。山行で出会 った際のの撮影を中心に取り上げる。 2014年6月26日北海道チロロ川 集団吸水 2013年8月1日 三つ峠山 2010年7月18日北海道芦別岳山麓 2006年7月26日横山岳 チョウの図鑑に戻る 作成日: 2018年3月28日 |