248):チャマダラセセリ  チョウの図鑑に戻る 
 チャマダラセセリ(茶斑?、 Pyrgus maculatus)は、チョウ目(鱗翅目)セセリチョウ上科セセリチョウ科に属するチョウの一種。茶褐色〜黒色の小型の
セセリチョウ。前翅先端は鋭角的で、とくに雄ではそこに香鱗を持ち先端が反りかえる。前翅中央部と、細かい毛が生えた翅外縁には白斑が多く付き、
斑模様となる。この白斑は春型で顕著となり、2回目以降発生個体では薄くなる。触角はセセリチョウでは一般的なかぎ状だが、先端は鋭角的にならな
い。幼虫の食草はバラ科のミツバツチグリ・キジムシロなど。越冬態は蛹。成虫は4〜8月にかけて年2回の発生だが、北海道では初夏に1回だけ、暖地
では3回発生し9月ごろまでいる。山地草原や耕作地などを棲みかとし、あまり活発には飛ばないでよくとまる。花のほか湿地や汚物にも来る。分布であ
るが、北海道道東内陸部、本州の青森県から岐阜県にかけて(秋田県では絶滅)、および四国(香川県を除く3県)。分布地はとびとびでつながらない部
分もある。国外ではロシア極東、中国大陸、ミャンマー、朝鮮半島。(ウイキペディアより)

 チャマダラセセリは、開田高原が有名だが、最近はなかなか見ることができない。信州大学の方で研究が続けられ、将来の放蝶を期待するしかない。
一方で、北海道ではまだまだ健在である。とりわけ音更の里見が丘は採取家が先行しており、撮影者には強敵である。広い公園の事、教えてもらった
ポイントを探す。最初の駐車場所の道端で早々にチャマダラセセリに出会い、無事撮影できた。2日後にも再度訪問し、吸蜜する姿を撮影した。2017年
5月のことである。
 
   
   2016年5月12日里見が丘                   同左
 
 

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作成日: 2017年6月23日