254):ヒメチャマダラセセリ チョウの図鑑に戻る ヒメチャマダラセセリ(Pyrgus malvae)は、セセリチョウ科の一種で、昭和48年北海道アポイ岳で発見された。ヨーロッパ、シベリヤ、中国東北部に分 布し、国内ではアポイ岳でのみ確認されている遺存種と考えられる。稜線のお花畑に生息し、一帯はアポイ岳高山植物帯として特別天然記念物に指定 されている。絶滅危惧IA類 (環境省レッドリスト)で、キンロバイが食草である。保全状況であるが、国指定の天然記念物で、北海道では「指定希少野 生動植物」になっている。生息状況調査やハイマツの除去などの保全活動が進められている。 アポイ岳には何回か訪問している。ヒメチャマダラセセリ目当ての訪問は、2度目の2012年の5月中旬で達成できた。2017年には、案内して再度訪問、 撮影することができた。保全のため、ハイマツの伐採が行われていた。 2012年5月21日アポイ岳馬の背 同左 同左(メスを追うオス) 2017年5月12日アポイ岳馬の背 同左 同左 チョウの図鑑に戻る 作成日: 2017年6月23日 |