26)オオモンシロチョウ  チョウの図鑑に戻る 
 オオモンシロチョウ(大紋白蝶、学名 Pieris brassicae)は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科シロチョウ科の一種。分布は、ヨーロッパ原産のチョウ
だが、現在は中央アジアや日本にも分布している。台湾でも2014年6月に中部山岳地帯の松崗で記録されたが,その後は見つかっていない。日本で
は、1995年に北海道京極町で初めて確認されたのち、青森県や対馬でも発見された。現在は,北海道の各所で激減している。特徴は、成虫の体長は
50-60 mmで、モンシロチョウより少し大きい。成虫は3月から秋ごろまで見ることができる。 幼虫はモンシロチョウと同じくアブラナ科の植物を食草とする
。飛んでいるときの見た目だけではモンシロチョウとの区別は難しい。 モンシロチョウとは大きさと前翅の先端部の黒い斑紋の大きさで区別できる。幼
虫はモンシロチョウと違い黄色と黒のカラフルな模様をしているので簡単に区別できるが、蛹はモンシロチョウとよく似た形をしている。
 2017年5月に北海道に撮影遠征した。主目的は、エゾヒメシロチョウとチャマダラセセリだったが、オオモンシロチョウも撮影することができた。過去には、2005年9月17日、幌尻岳登山のあと、長い林道を戻るときに撮影の機会があった。

  
   2017年5月18日5日 北海道駒里            2005年9月17日北海道幌尻岳林道               同左
   
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作成日: 2017年6月30日