262) カラフトセセリ  チョウの図鑑に戻る 
 
カラフトセセリ(Thymelicus lineola)はチョウ目セセリチョウ科に属する。大きさは(開張)2.5〜3.0cmの小型のチョウで.翅の明るい橙褐色を示し、後翅の周縁部はやや黒ずんでいる。1999年7月に道北の滝上町で初めて報告された移入種で、ユーラシア大陸から飛来あるいは牧草の移入時(北米)に侵入したと考えられる。イネ科牧草を食し、害虫として扱われている。分布は、ヨーロッパ〜ロシア西部と大陸に広く分布している。北アメリカにも定着している.初期の発生は、北海道のオホーツク海側内陸部の限られた市町村だったが、次第に内陸奥深くまで生育域を広げている。年に1回、6月末から8月上旬ころに成虫が出現し、卵の状態で越冬、翌年の5〜6月に幼虫が現れる。コキマダラセセリに類似するが、ひとまわり小型である。
 2016年7月に北海道東部に撮影に行った際に、あちらこちらで見ることができた。花にも良くとまり、撮影には支障がなかった
   
  
      
2016年7月5日 北海道丸瀬布                       同左           


   2016年7月6日北海道生田原丸瀬布

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作成日: 2017年6月25日