29)クモマツマキチョウ   チョウの図鑑に戻る 
 クモマツマキチョウ(雲間褄黄蝶 Anthocharis cardamines)は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科シロチョウ科に分類されるチョウのひとつ。薄い白色の翅を持つチョウ。翅裏はツマキチョウと同じく草ずり模様になっている。ただし翅先は突出せず、全体的に丸みを帯びている。前翅先端は雄は鮮やかなオレンジ色、雌ではくすんだ灰色になる。また前翅中央に黒点があり、これが北アルプス亜種は丸く、南アルプス亜種は三日月形をしている。いわゆる高山蝶のひとつで、大陸と陸続きになっていた氷河期に渡来してきたものが温暖化により国内の高山に逃げ延びたものである。したがって日本特産種ではない。これは他の高山蝶も同様である。本種は日本のチョウ愛好家の間で非常に人気が高く、クモツキと呼ばれ親しまれている。年一化で成虫は5月ごろから発生し、夏が終わると見られなくなる。越冬態は蛹。分布は、飛騨山脈・赤石山脈・妙高山・戸隠山・八ヶ岳、国外ではユーラシア大陸の亜高山帯に生息する。(ウイキペディアより)

2014年5月24日、朝、3時15分に出発、途中2回の休憩を入れ、仙流荘には7時15分に着いた。この時期、バスは歌宿までしか入らない。2時間弱をかけ、北沢峠を目指す。さらに林道をすすみ、野呂川出合いの少し前の崖で、クモマツマキチョウが飛んでいるのを目撃し右に進む。30分もしないうちにクモマツマキチョウに出会う。小千丈沢からさらに大千丈沢まで何度かシャッターを切ることが出来、念願のクモマツマキチョウの写真を撮ることができた。この年は絶好の年だったようである。

  
  
2014年5月24日 野呂川沿い林道              同5月25日左                     同左   

 
     同、メス                             同、メス
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作成日: 2017年6月25日