38)ツマベニチョウ チョウの図鑑に戻る
 ツマベニチョウ(褄紅蝶、Hebomoia glaucippe)は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科シロチョウ科に分類されるチョウの一種。シロチョウ科では世界最大級の種。開張約9-10cm。前翅先端の先端には三角形の黒い部分があり、その中に大きな橙色の紋をもつ。メスはオスよりも黒い部分が大きく、若干黒ずんでいる。シロチョウ類としては非常に飛翔力が強い。雄は明るい場所を好み、人家周辺や林縁を勇壮に飛び回るが、雌は食樹周辺の暗所にいる。よく花に来る。食草はフウチョウソウ科のギョボク。幼虫はいわゆる青虫であるが、胸部が幅広くなっている。成虫は4月から11月にかけて4?5回発生。「幸せを呼ぶチョウ」とも言われる。沖縄県那覇市の国際通り沖縄山形屋の前に大きなツマベニチョウの飾りがあって、長らくシンボル的に愛されていたが、閉店などもあって、現在では撤去されている。沖縄県が本土復帰する前は、日本の昆虫屋のあこがれのチョウの一つであり、佐多岬には多くの虫屋が集まって、手に手に捕虫網を振り回していたという。オーストリアの研究チームは、ツマベニチョウの羽、幼虫の体液にイモガイと同じ猛毒の成分(神経毒)を発見した。カエル、トカゲ、アリなど天敵からの防衛のため利用していると考えられている。分布であるが、日本では宮崎県が北限で、鹿児島県や沖縄県に分布する。国外では東洋区。(ウイキペディアより引用)

 色鮮やかな目立つチョウである。ハイビスカスデブ吸蜜するショットは、目を引くものになっている。八重山諸島に遠征の時にはいつも撮影の目的の一つであるが、最近は数が少なくなってきたような気がする。
 
 2012年5月13日 石垣島
  
 2009年4月28日竹富島
 
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作成日: 2019年7月11日