41) ミナミキチョウ  チョウの図鑑に戻る 
 キチョウ(黄蝶、Eurema hecabe)は、チョウ目・シロチョウ科・キチョウ属に分類されるチョウの一種。草原や畑、道端や市街地などでごく普通に観察できる。従来「キチョウ」とされていた種は、キチョウ(ミナミキチョウ、南西諸島に分布)とキタキチョウ(Eurema mandarina、本州〜南西諸島に分布)の2種に分けられることになったが、外見による識別は困難。前翅長は20-27 mmで、近縁のモンキチョウよりもやや小さい。翅は黄色で、雄の方が濃い色をしている。前翅、後翅とも外縁は黒色に縁どられ、裏面に褐色の斑点がある
。夏型と秋型があり、前者は外縁の黒帯の幅が広いが、後者は黒色の縁が先端に少し残るか、もしくはない。成虫は年に5、6回発生し、越冬も行う。早春には活発に飛び回る姿が見られる。卵は幼虫の食草の若葉や新芽に1個ずつ丁寧に産み付けられる。大きさは1 mmほどで乳白色。孵化直前には黄がかったクリーム色に変色する。形はシロチョウ科に共通する紡錘形で、縦に細かい条線が走る。幼虫の食草はネムノキ、ハギ類(メドハギなど)のマメ科の植物。分布はアフリカ中部以南、インドから東南アジア、そしてオーストラリアと世界的にも広く分布し、地域によって多様な亜種がある。日本においては、秋田・岩手県以南の本州、四国、九州、南西諸島に分布する。(ウイキペディアより)

 南西諸島にはキタキチョウとミナミキチョウが混在し、八重山諸島で撮影したものでもこれと断定するには少々勇気がいった。2018年7月に与那国島に行った際に、ここではミナミキチョウしかいないということで改めて撮影した。桃原には、ミナミキチョウが乱舞していた。

    
       2018年7月2日 与那国島                   同左

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作成日: 2018年7月30日