44)モンキチョウ  チョウの図鑑に戻る 
 
モンキチョウ(紋黄蝶、Colias erate)は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科シロチョウ科のチョウの一種である。分布は、ヨーロッパ南東部から、トルコ、中央アジア、日本や台湾まで分布する。南限はソマリアやエチオピアまで分布している。前翅長は23-26mmである。5月から9月までに飛翔し、年に2回発生する。幼虫は、ムラサキウマゴヤシなどのウマゴヤシ属、クローバー、オノブリキス属、シナガワハギ属などのようなさまざまなマメ科の植物を食草とする。分類と亜種であるが、C. e. poliographus Motschulsky, 1860:日本に分布する亜種。北海道から南西諸島までにわたり広く分布する。前翅外縁は黒く、翅の中央には銀色の斑紋がある。雄の翅の地色は黄色、雌では黄色と白色の2種類がある。翼開長は約50 mm。出現期は3-11月頃。幼虫で越冬し、早春に羽化する。日当たりのよい公園、明るい草地、農地 、畑、河原などでよく見られる。幼虫の食草は、シロツメクサなどのマメ科の植物である。 マメ科植物のある場所なら、あらゆる場所に広く分布している。
 近縁種としては、ミヤマモンキチョウ( Colias palaeno)がいる。日本には C. p. aias(浅間山系亜種)と C. p. sugitanii(北アルプス亜種)の2亜種が生息。環境省のレッドリストの準絶滅危惧の指定を受けている
 最も身近に見られるチョウで、高い山から低山、山頂や稜線で見ることができる。春先から晩秋まで活発である。

 
 2008年4月26日 自宅周辺

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作成日: 2019年7月10日