85) ジョウザンシジミ  チョウの図鑑に戻る 
 鱗翅目シジミチョウ科に属するチョウ。国内では北海道にのみ生息する。国外では朝鮮半島、中国東北部〜ヨーロッパのユーラシア大陸北部に広く分
布している。札幌市の定山渓で最初に発見されたのが名前の由来である。大きさは、30ミリメートル程度、翅の表面は黒色で部分的に青色に輝いてい
るが、裏面の地色は白く、黒斑紋が散らばり、後翅ヘリに橙色の帯がある。雌雄による違いはほとんどなく、夏型では、春型に比べ青色鱗が減退し、黒
褐色である。5〜6月(春型)と8月(夏型)の2回発生する。夏型は大型となる。
 3人の北海道遠征は3回目を数えることとなった。ジョウザンシジミの撮影ははいずれも春型であるが、旬の5月とやや遅い時期の6月26日に撮影する
ことができた。6月下旬のの影は本当に幸運だった。
    
     2017年5月14日 北海道上士幌               同左                       2014年6月26日千栄 
   
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作成日: 2017年6月29日