90) スギタニルリシジミ チョウの図鑑に戻る 
 スギタニルリシジミ(学名:Celastrina sugitanii)は、チョウ目シジミチョウ科に分類されるチョウの1種。草地をちらちら飛んでいる灰色のチョウ、という印象が強いシジミチョウ科の“ブルー”であるが、本種だけはその中で目立たないながらもかなりの人気と魅力を持っている。春4、5月のみの発生。食樹はトチノキ科のトチノキ。近縁種ルリシジミより色が濃く、食樹の制約からやや山地性である。年1化のみで、蛹で越冬する。成虫はオオイヌノフグリ、カタクリなどの花に訪れる。数匹が鳥糞に群がってミネラルを補給する姿もしばしば見られる。種の保全状況であるが、日本のいくつかの県で、レッドリストの指定を受けている。本州亜種、九州亜種。

滋賀県のポイントはむしの会の方に情報を得て撮影した。撮影は結構粘った末の事だった。暑い1日で、結構疲れた。北海道は2017年の5月、ヒメギフチョウの撮影の際の付録であった。ルリシジミばかりの中で、綺麗な瑠璃色の開翅を捉えることができた。
    
   2017年5月13日 北海道士別市               同左                    2016年4月24日中河内
   
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作成日: 2017年7月3日