フィステラ・ムシアの道1 第三部スタート Negreira 7月2日 日本出発から72日目 今日からサンチャゴ巡礼第三部フィステラ、ムシアへ向かう。このルートは一ヶ月二ヶ月を歩き続けてサンチャゴ巡礼を果たした人たちが「おまけ」みたいな感覚で訪れる道なので、今までと違って気楽な気持ちで歩くことができるのもこの道の魅力かも知れない。距離もフィステラまでなら約90キロ、ムシアまで足を延ばしても120kmなので手頃感が感じられる。 AM.6時、ごそごそ動き出して準備を始める。キッチンへ降りていったら既に扉は開いていたので冷蔵庫にしまっておいたヨーグルトを2個とキッチンに置かれていた大きなプラボトルに入っているコラカオの粉をカップに入れて飲ませてもらう。有るのは何でも飲み食いしちゃう。 7:05、出発。メノールを一歩出たらいきなり霧雨だったので、すぐ中に戻ってバックパックにカバーを掛けて再出発。数人の巡礼がフィステラ目指して歩き始めていた。フィステラへ歩くのはこれで4回目だが、慣れたからと言ってポカしないようにしなくては。何度もそれで痛い目にあってるので。 ![]() ![]() 昨日から右足の小指が当たるようで痛い。爪かと思って靴下を脱いでみたが伸びてはいない。靴下を二重履きに変えたので若干靴がきつくなったかな?平らな道を歩く分には平気で小石が当たったりすると痛いようだ。ずっと痛むようなら二重履きは止めたほうがいいかな。 追い越してきたフランスのおばちゃん4人組の先頭が素通りしていったが、後続が来ないな。どうしちゃったんだろう。まぁグループでもメンバーそれぞれの歩く速度は違うので合流地点だけ決めといて自分のペースで歩いたほうが身のためだ。 ![]() 小雨の中、あれよあれよと言う間にネグレイラの町に到着。アルベルゲは町を通り越して1キロ先にあるので、今回もこの町のスーパー Gadiz で買出ししてから向かう作戦だ。バケツ野菜に大きいトマト、りんごと、とても健康的。そのほかヨーグルト、インスタントコーヒー、チョリソー、1リットルビール、コーラ、パン、ツマミの豆などで、これだけ買っても8.55ユーロ。勿論明日の朝飯分も含まれている。コーヒーは1箱に10袋入っているので当分楽しめる。 大きなレジ袋を下げてアルベルゲに向かう途中、同じようにレジ袋を下げた青年巡礼がいたので挨拶。間違いなく同じ事を考えている。12:40、アルベルゲに到着。オープンは1時なのでまだ入れないようだ。時間30分前に受付してくれた年もあったが、今年は1時にならないとオスピタレラが来ないようだ。待っている間に仲良くなったオーストリアのおじさんも到着してきた。 ![]() 受付隣りの食堂で飲み食いしていたら、オスピタレラは「クアトロ(4)」と言い残してどっかに行ってしまった。ベッドの残りが4と言う事らしいが、4を越す巡礼がやって来たらどうするんだろう?案の定、その後続々と巡礼が到着してきて、4人を越えてしまったじゃないか。自分が正式に頼まれてた訳じゃないけど、どうすんのかな?後からやって来た巡礼を見ていると、オスピタレラがいないので自分で2つあるベッドルームを見て周り、ベッドが空いていないのが分かると出て行ってしまった。一安心。ここネグレイラの町には私営アルベルゲが幾つもあるので、1キロ戻れば幾らでも泊まれるから問題ないだろう。 ![]() ビールを飲んだけどキッチンには飲みかけのワインが2本もあったので行ってはコップについで来て飲んでいる。でもどういう訳なのか、1本には持ち主がいたようだ。私が最初にチェックインしてまず見たのがキッチンなので、そのときのワインなら持ち主なんている筈がないのだが、自分のだと言っているので後から置いたのかも知れない。ガッカリした顔をしているので、自分も飲もうとしてたワインが無くなってしまった残念な気持ちは容易に想像できるので、またスーパーまで往復して似たようなのを買ってきてベッドルームに引き上げてしまったおじさんに謝ってみたが、既に飲むモードからは外れてしまったのかいらないそうだ。何度言っても頑としていらないと言うので大人げないやっちゃなと思うが自分が悪いんだから仕方ない。もう諦める。じゃぁ食堂にいた3人で飲んでしまおう。日本の武士みたいな雰囲気を身にまとった青年はノーサンキューだったが、オーストリアのおじさんと陽気なスペイン人のおっちゃんが飲んでくれて上機嫌になっている。でもやっぱり後腐れが悪くていつまでも自分の中で尾を引いた。 ![]() Wi-Fi はあるが、ここもガリシア州のくそ Wi-Fi 。でも一昨日のアルベルゲのお姉さんが設定してくれたパスワードが生きていて、そのまま繋がってしまった。想像はしていたが本当に有効とは何たる幸運。きっとどこのガリシア・アルベルゲでも使えるし、何年経っても有効の気がする。これは間違って削除しないようにしなくてはだ。 フィステラ・ムシアの道2へつづく |