マドリッドの道8 旅の仲間ふたり追加 4月30日 歩き7日目 ![]() 外が明るくなってきたので出発の用意をする。エレナに挨拶しようとドアをノックしたら下着にバスタオルを巻いて出てきた。タブレットの翻訳でスペイン語にした言葉「Para Pareir(私は出発する)」と言ってみたら「Me Boy」と直してくれた。以後、メボィをすっかり覚えられてスペイン人相手に時々使うことができる。 ![]() 10:40、道路わきにベンチがあったので靴まで脱いで大休止。昨日、最後の砦用に大事に取っておいたチョコドリンクと塩味ビスケットが美味い。やがてセゴビア市内入口に到達するが現在地が分からないのでとんでもない方に行かないようにタブレットを出して確認しようとするが、またもやGPS電波キャッチに時間がかかり過ぎるので止めてしまう。そんなことをしていたら前の大きな道路をプップップーッとクラクションを鳴らして走り去る車があった。顔は見えなかったが窓から手を振っているのが確認できたので、きっと昨日オスタルまで送ってくれた人だと確信する。こちらも手を振って応えたのが確認してもらえたかな?全部で30分にも満たない交流だったけど、心があったかくなる出会いだった。 ![]() ![]() カテドラルを出たら雨。合羽のフトコロに仕舞って置いたタブレットがスルリと石畳の上に落ちて縦に一本ひびが入ってしまった。ひぇー、と思ったが使用には差し支えなさそうなので取り合えず一安心。タブレットが壊れたらどんだけ苦労するか分からない。文字情報も詳細な地図もほとんどはタブレットの中なのだから。今回はタブレットに新しいアプリを入れてきた。それはWi-Fiがなくても翻訳できるGoogleさま。各国語はそれぞれ後から追加できて、私は英語、スペイン語の他にフランス語とポルトガル語を入れてきた。すべて無料。外国語の辞書も複数入れてあるが翻訳の方が圧倒的に使い勝手がいい。 ![]() ![]() 目的のアルベルゲがある Zamarrmala はセゴビアの隣町だった。隣接する町なので15分で到達できる。タブレットに登録しておいたお陰で、ちょっと分かりづらい路地にあるアルベルゲも一発で着くことができる。ここは2時に受付の筈だが、2:10にやってきたのに扉が開かなかった。ここも電話でオスピタレラを呼び出すスタイルか?それだと誰か捕まえて電話してもらわないとだなと表に出ようとしたら建物に明かりが点いて人が出てきた気配。あー良かった、中にいたよ。 ![]() 3:15に雨用のでっかいポンチョを着たままのエレナが到着。いつも意外なほど早く着くので体力は半端ないようだ。見た目は完全メタボなのだが案外筋肉質なのかも知れない。エレナと連れ立ってティエンダに買い物に行く。歩きながら明日は何かのフィエスタがあるので店は開かないと教えてくれる。なるほど、いつもより大量に買っておく必要がありそうだ。エレナはいつも有益な情報を提供してくれるのでありがたい。 オレンジ2、チーズ、ハム、でかいパンに1リットルビール、煮物の缶詰にヨーグルト4で11.5ユーロと大量買い。エレナは朝食用のケーキとりんごを買っている。アルベルゲに戻ったら生のアーモンドをくれたのでお返しにオレンジを上げる。ヨーグルトは重たいからいらないそうだ。 ![]() ネットを始めたら昨年のプリミティボの道で仲良くなったフリアンからチャットが入ったのでスペイン語の入力をエレナに頼む。勿論フリアンにはその旨伝えて。フリアンはポンフェラーダに会いに来てくれるそうだ。昨年「今度スペインに来たら教えろ」と言ってたので、そのときから再会しようと思っていたらしい。 アルベルゲに戻ると知らない男の巡礼が二人入ってきていた。初老のフランス人だ。ラテン系と違ってフランス人は物静かで人見知りする感じで簡単には打ち解けなさそうだが、この二人とはやがて仲良しの旅の仲間となっていく。今日は食べすぎたようで腹がきつい。エレナがまたバナナをくれたな。ひょんなことからエレナは53歳と言うのが分かる。私より15歳も年下だったのか。 マドリッドの道9へつづく |