ポルトガルの道1 坂の町リスボン鬼門 5月29日 出発から38日目 ![]() ![]() 11時半になると乗る予定のALSAのバスが2台並ぶが、そのどちらもリスボン行きじゃないな。大きなターミナルだがALSAのバスが止まるのはこの2ヶ所しかないので、どちらかがリスボン行きの気がするのだが。心配なので運転手に尋ねてもやっぱりリスボンへは行かないそうだ。ほかの人も尋ねているので、リスボンへ行く人が少しいるようだ。出発時間が迫って来たのでいよいよ心配になり再度運転手に尋ねるが答えは同じ。12時になったらALSAの係りみたいな男性がやって来て何やら言っているのでバスチケットを見せて確認したら、「もめんともめんと」と言って、これからバスがやって来るそうだ。なんだよ、出発時間になってもバスが来ないなんて心配するじゃないか。相変わらずスペインだなー。 ![]() 4時、小雨の降る中ポルトに到着。ここのバスターミナルは3年前にも来た事がある。ポルトの外れなので観光できるようなところは何もないが、ここで50分の休憩だそうだ。小雨も降ってるので散歩もできないから、そんなに休まなくてもいいっちゅうの。 ![]() 地下に何かありそうなので行ってみると、広い構内にカフェがぽつんとあったのでコーヒーとナタで1.35ユーロ。コーヒーはちっさいカップで出てきたな。そう言えばポルトガルのコーヒーってこういうんだと思い出した。エスプレッソと言うやつか、小さいけど凄く苦い。地下鉄の駅にもなってるらしいが、トイレなんか一切ないし地上のバスターミナルにもトイレがない。日本はつくずく便利に出来てると思った。 ほかの乗客も行くところもないし座るイスさえないターミナルで時間つぶしが大変そう。バスの中の方が暖かいし座れるので入りたいが運転手は扉に鍵を掛けてどっかに行っちゃってるし、じっと待つしかない。やっと扉を開けてくれたので「トイレトイレ」と思って開けようとしたが開かない?ガチャガチャやってたら他の乗客が有料だよと教えてくれる。えっ、そんなぁ。確かに良く見ると扉にはコインを入れる口がついている。長距離バスで有料トイレって初めて見た。しかも1ユーロと通常の有料トイレの倍している。サービス悪すぎだよ。癪なのでトイレはリスボンまで我慢することにする。いよいよになったら1ユーロだ。 8時半、ほぼ時間通りにリスボンに到着。ポルトガルはスペインより1時間遅れなので7時半なのかな?まだ日は高いので上手くすると暗くなる前にホステルに着くことができそうだ。 オリエンテ駅でみんな降りると思っていたが、ここは終着駅ではなかった。予想に反して降りたのは2・3人だけだったので、もっと市内に近いターミナルがあるんだと思って降りないことにする。でも地図で見ると次は空港のバス停になるんかな?空港なら利用する予定の地下鉄赤線(リスボンの地下鉄は色で分けられてる)の始発駅なのでそれでもいいやと思っていたら、どうやら終着点は予定外の知らないターミナルだった。えー、ここどこ?!さっぱりわからないけど全員が降りるので仕方なく降りてみる。取りあえずトイレ探しだと見て回るとちゃんとトイレがあったので、それだけは一安心。 ターミナルの入り口に警官が立っていたのでホステルのある所までどうやって行けばいいのか地図を見せて尋ねる。ポルトガル語なんか分からないから知ってるスペイン語と場所の名前だけだけど何となく通じる。通じてはいるけど地下鉄を使えの一点張り。やっぱりそう来るか。現在地が知りたいんだが互いに言葉が通じないのでこれ以上は無理だ。取りあえず地下鉄駅を探すことから始める。地下へもぐる入り口があったので降りて行くが、調べといた地下鉄駅と違うのでここもさっぱりだ。 ![]() ![]() ![]() ※写真は次ぐ朝に撮ったもので明るいです。一番てっぺんに見える建物はサン・ジョルジェ城。ホステルはその手前。 リスボンのこの辺って坂だらけのリスボンそのものって地域で、地図さえ当てにならない。地図ってのは普通2D、つまり平面だけど、ここは3D。つまり平面に高さが加わっている。狭い石段だらけだからね。今までの常識が当てはまらない地域だったのだ。後で調べたら、この辺りはアルファマ地区と言って。昔の大地震を逃れた地域で細い路地と石段で構成されたもっともリスボンらしい地区と言うことだった。 あたりはもう真っ暗で、地元の人に何人も尋ねながら探すのだけど、教えられた通りにやってくるとまたさっき通った所に出たり、しかも2度3度も。知らないのに教えてくれる人がいたり(ポルトガルお前もか)、でも5人目に聞いた女性はタブレット地図で現在地を教えてくれたので光明を見た気がした。それからは慎重にタブレットの地図と道を突き合わせながらホステルを探すようになる。 ![]() ※上の写真は次ぐ朝に撮ったもなので明るいです。トラックが止まっている所がバリケード。手前のピンクの建物が目的のホステル。通行止めがなかったら目と鼻の先だった。くっそ。 ![]() もうヘトヘト。遅すぎるチェックインだけど一方的にキャンセルされることもなく歓迎してもらえたのでホッとする。今日は朝飯を食べただけで腹ぺこだったけど、この付近は真っ暗闇の坂ばかり。飲食店は駅まで戻らないとならないし、もう食べることは絶望的なのでホステルで売られていたビールを2本飲んでごまかすことにする。 あてがわれたベッドルームは2段ベッドが2台の4人部屋。遅く着いた私は当然ながら上段しかなかった。下段にはフレンドリーなメキシコのおばちゃんが入っていたので簡単なスペイン語でお喋りができるのがせめてもの救いか。シャワーしてさっさと寝てしまう。ほんと疲れた。 ポルトガルの道2へつづく |