おまけ2 マドリッドの休日 Madrid

8/7 今日は一日マドリッド観光。オスタルCasa Buenoを出発して、まずはバロック建築の至宝とか言う教会へ行ってみるがオープンまで30分待たないとならなかったので次へ。歴史博物館というのに入って見たけど何だか分からない陳列がされているので面白くない。コロンブス広場を経て考古学博物館へ行ってみるが、ここも事前に調べたのとは違っていて面白くなかった。じゃぁお前は何が面白いんだと言われそうだな。

 移動中、シーベレスの噴水交差点でエアポートバス乗り場を発見する。あー、じゃぁ明日はアトーチャ駅まで行かなくていいんだな。歩くのが半分で済むのでこれは儲けた。広い道路に沿って細長い公園が続いているが、その中にはテントが無数に張られていた。節約観光客じゃなくて何かの主張をしている団体のようで大きく書かれたスローガンが地べたに広げてあった。読んでも知らない単語ばかりでさっぱり意味が分からない。この通りはプラド美術館を経てアトーチャ駅に通じるマドリッド1のメイン通りだろう。パトカーが待機して見張っているようだが、特に規制するんでもないようだ。

 腹が減ってきたので何か食べたい。マドリッドに来たら財布に優しい生ハム博物館は外せない。ビール一杯頼むとつまみがたんまり付いてくる。今日のつまみはハムだった。これで1ユーロ。大きなジョッキで飲んでも1.5ユーロしかしない。同じテーブルでお昼にプレート料理6.5ユーロを注文する。合計でも7.5ユーロと、スペインの首都マドリッドなのにコスパ最高です。

 食後はソフィア王妃芸術センターへ。ここは昨年は夕方から無料になるのを狙って入ったけど、その後、シニア割引どころか65歳以上はパスポート見せるだけで無料なことを知る。王宮みたいに外国人はシニア割引しない所もあるけど、ここは外国人もみんな無料にしてくれる太っ腹。毎年ソフィアに入ろう。もう3回目なのでゲルニカとダリだけ見たら他は興味がないのでさっさと帰ることにする。時間はまだ4時。プラド美術館の無料解放は6時から。もうプラドも3回見てることだし、朝から動いて疲れたので食料仕入れて帰ることにする。昨年泊まったオスタルSan Isidroの前を通ってソルの広場へ。いつ来ても人がわんさか居る。大道芸やってるのもあちこちにいるし、ここで半日くらい人間ウォッチングしても面白そうだが残念ながら日陰がない。

 一本、別の道を入った所にスペイン最大のデパート、エルコルテイングレスがあったのでスーパーもあるだろうと入って行ったら案の定、素晴らしい品揃えのスーパーがあった。さすがスペイン一のデパートだ。デパートの地下にスーパーがあるのは日本と同じだった。ビールも飲みたいワインも飲みたい。でも歩いてないので両方は飲み過ぎだ。で、買ったのが中間のシードルを選ぶ。明日用に飲むヨーグルト1リットルとパンを2ケース、それにミニトマト1パックと生ハムで合計12.18ユーロもした。何が高かったんだろう?空港の食い物はぼったくりなので買い込んだ物で明日のサンドイッチを作って空港での昼飯にする作戦だ。最後の最後まで倹約にいそしむ。もはや趣味と実益。

 今日もオスタルの小さなテーブルで夕ご飯。ミニトマトのプラケースが大きくてテーブルに載り切れなかったので引出し利用を思いつく。こんな方法があったんだと我ながら感心する。てほどじゃないけど。たまに買っているミニトマトはバラだったけど、今日のはみんな軸に付いたまま売られていた。まるでプラモデルのパーツみたいに行儀よく並んでいてプチプチ取り外して食べるスタイルだった。日本のミニトマトとは種類が違うようだ。昨日買ったゴルゴンゾーラチーズが馬鹿に不味いので不本意ながら4分の3を捨ててしまう。外国で腹痛になるよりマシだ。既にファティマでゲボしてるので注意するに越したことはない。

 ネットをしていたら北の道を一緒に歩いたソリさんが私のフェイスブックにフラワーソルの事を書いてくれたので「今年の土産はこれだっ」と気づく。再度エルコルテイングレスへひとっ走り、また地下のスーパーへ。どこにでも有りそうな塩なのに幾ら探しても見つからない。結局、そこいらに居た店員さんを捕まえて教えて貰う。FLOR DE SALと言ってこっちの料理には良く使われている塩だ。旨い具合に容器の見た目もいいからお土産には持って来い。バックパックが少し重くなるけど、もう本格的に歩かないので平気だ。2.94ユーロのを5つ買って合計14.7ユーロと私の身の丈に合った土産になった。明日はとうとうスペインを発つ日だ。


おまけ3へつづく