12,TorresfresnedaからMerida ヨレインとお別れ 4/23(火) 今日はメリダまで25キロを歩きます。5:50起床して朝飯(スープ、バーガーパンにチーズ挟み)と足の手入れ。一緒に長身のオランダ人が出発したがすぐ見えなくなってしまう。 銀の道はここモサラベの道から比べたらメジャーなルートなので、メリダの公営アルベルゲは大混雑が予想されます。安全策で今の内にオスタル「インペリアル」を予約しました。贅沢に一人一部屋で31ユーロと豪華です。これならゆっくり歩けてメリダには早く到着しなくても済むので気楽です。7年前に歩いた銀の道に出会うのが楽しみだったけど、Oさん情報だと物凄い数の巡礼が歩いているそうなので今から気が重い。 7時出発、平らな道が続いているので調子よく歩いていられる。二つ目の村の手前で作ってきたサンドイッチを食べ、村内の雑貨屋でファンタオレンジ1ユーロを店先の石段に座ってゴクゴク。村を通り越した所でカミーノは逆に向かっているのでタブレットを出して確認。逆に向かう意味が分からない。そんなことをしていると300m先に先輩を発見。後ろを着いていきメリダが見えてきた所で追いつき、そこからは一緒に歩きました。二人で探せば予約したオスタルも見つけやすいでしょう。 ついにメリダ到着~、銀の道に接続しました。メリダは大都会。ローマ時代の遺跡も山盛りあります。その中のひとつ、円形競技場は見たかったので6ユーロも払って入場しました。チャールトン・ヘストンが映画ベンハーの中で戦車競技をしたのと同じ競技場ですからね。値段の高い割に整備されてないし出土品の展示もなかったので大したことないな、期待してたのに反して高い見物になった。 ローマ橋の前を通って本日の宿へ向かうと先輩が急に走り出した。なんとカナダの夫婦を見つけたのです。こんな大都会で良くまぁ顔を合わせたもんだ。奥さんが数日前にメリダにバスでやって来たカナダの夫婦だが、旦那は歩いてやっと到達したって訳だろう。ご苦労さまでした。 見つけたオスタルは電話で入り口の解錠コードを教えてもらう物だった。スペイン語しか喋らないオーナーなので外国人は困るだろう。それでも何とか番号をゲットできて入ることができる。オーナーは一切顔を見せることはなく呑気なオスタル経営だな。さっき再会したカナダの夫婦も同じオスタルで後からやって来た。gronzeが紹介しているオスタルなので、アルベルゲに泊まらない巡礼は集中するのだろう。 5時になったのでヨレーンが泊まっているオスタルにお出迎え。2日振りにヨレーンと再会しました。部屋を見せてくれて、私たちが泊まっている部屋の半分くらいの狭さだったけど、ミニ冷蔵庫が部屋にあった。既にメリダで連泊しているヨレーンに市内を案内してもらいました。 写真はディアナ神殿、外からなら無料で見られます。ディアナ神殿は見たいと思っていたけど無料で見られるとは意外だった。有料ゾーンもあるけど外観だけ見られれば満足です。 スペインの夕食時間は遅く、8時にならないと食事ができません。それまで暇つぶしして入ったレストランが大外れ。和食を謳っているようだがこんなの和食じゃないよ。生米みたいな丼飯に意味不明のおかずが載っている。こりゃすぐ潰れる店なのが容易に想像できました。ヨレーンのチョイスした丼は更に酷そうだったので、我々との最後の晩餐だったのに気の毒だった。 ヨレーンがビールを飲むときは毎回、ぐるぐると掻き回して泡だらけにして飲んでいます。フランス人はそうやって飲むのかと聞いたら、自分だけだそうです。面白いので今日は実演してる所を動画で撮りました。 帰りにサプライズがあると言うのでヨレーンのオスタルに寄るとハート型のクッキーを貰えました。ヨレーンとは半月ほど一緒に旅をしましたが、今日でお別れです。別れはいつも寂しいけど、出会いと別れを繰り返すのがカミーノです。マリアカードの裏に翻訳したフランス語を書いておいたけど、上げられて良かった。ハグしてバイバイ。 メリダからサンチャゴまでは凡そ800km、まだ全体の半分も来ていません。 今日の歩数 24,462歩 13,メリダの休日へつづきます |