3,サンタマリーニャからオルベイロアへ

6/4(火) 今日はこのカミーノ始まって以来のショートコースです。朝食付きのアルベルゲなので2階のレストラン部門に出かけて行って頂きます。


レストランに行くとマダムから何を飲む?と聞かれたのでカフェコンレチェをお願いしました。ここは珍しく並んでいる食べ物に事細かく値札が張られていました。小さなジャムが0.40ユーロと手頃な値段です。元値は知らないけど居ながらにして食べられることを考えれば良心的な値段じゃないかな?パンに値札は付いてないので何枚かトーストしてからジャムを二つ使わせてもらいました。シリアルに果物やヨーグルトもあるけどいらない。合計3ユーロもしなかった、店で食べるデサジュノとしたら最低価格かも知れない。


マダムはアフリカ系に見えました。顔は怖いけど親切な女将さんとツーショットを撮らせてもらいました。レストランには巡礼が残していった記念品を飾っている掲示板があったので、私の和製マリア様のカードも「サンタマリア・デ・ハポン」と言って飾らせてもらいました。もう巡礼の終わりが近づいているのでカードも出し惜しみせずに配らなくては持ってきた意味がありませんから。


Santa Mariñaから Olveiroaまでの11.6km。近すぎて鼻唄が出そうです。途中では英語圏グループの11人巡礼がいて飽きさせません。これだけの人数のパーティーは珍しいので、昨日のサンタマリーニャの前を歩いていたグループなのかも知れないな。私の英語は片言ですが、スペイン語よりは少しだけ通じます。今更ですが言葉って大事と思う今日この頃です。一緒に歩いているのでグループの人たちからも話しかけられて定番の質問がどこから出発したか、いつ出発したのかですが、皆さんの予想を超えるアルメリアが理解できないようなので予定表を見せて説明するとロングウェイと驚かれます。うへへ~。

皆さんの今日の宿は私が予定しているオルベイロアを越えた先にあるロゴソのアルベルゲ泊まりと言うことです。ロゴソ泊まりは私の知っている範囲でも英語グループ11人とフランス3人組にドイツ女子も今日はRogoso泊と聞いてたので今日はロゴソ大賑わいだなと予想しました。私は泊まり賃が安い公営アルベルゲ一択なのですが、値段より便利さを優先させるリッチな巡礼は多いです。


写真は8年前にAnaにビールをご馳走して貰った思い出のバルです。11人のグループも到着して大にぎわいです。タブレットのシャッターをお願いしたら何パターンも撮ってくれました。って同じ場面を4枚も5枚も撮るのは撮りすぎだよ。グループの中には初老の男性が一人だけいるので、あんたがリーダーかと聞いたら自分じゃなく女性がリーダーだとのこと。歩きの旅なので途中で何かアクシデントがある可能性は高い。11人を引っ張っていくのは大変だろな。

私の好きなオルベイロア公営アルベルゲに到着すると、ロゴソに行くと言ってたドイツ女子が既に寛いでいました。聞くとロゴソは既にフルだったのでこっちにしたとのこと。正解です、聞く人聞く人がみんなロゴソだったもんな。
今年のフィステラルートは大盛況なので気を許せないと思いました。明日は早立ちしてセーには早く着いた方が良いかもね。こんな年は初めて。本当はセーの町を通り越した山の中にあるコルクビオンに泊まってみたいけど、そこがフルだと後がないので危険なのです。ドナで食事付きは魅力だけど、結局今回も安全なセーかなぁ?


シャワー・洗濯して近くのティエンダで1リットルビールと豆の缶詰にトマト他を仕入れてアルベルゲのキッチンで食べました。ビールは常温しかなかったけど、アルベルゲの冷凍庫に運良く氷があったので冷たいのが飲めました(黄色い丼)。残念ながら公営アルベルゲはタブレットでは使えないガリシアWi-Fiなので近くの私営アルベルゲでコラカオ1杯頼んでWi-Fi接続しています。次来るときはガリシアWi-Fiを使うために電話機能のあるスマホでも買ってこないと駄目かなぁ?でも不便を努力で克服するのも楽しいし、あんまり便利なのも巡礼らしさが薄まるので長短ありかもなぁ。電話が必要な場面では誰か巡礼仲間に電話を頼むのもこれはこれで楽しい面もあるので次までにどうするか考えとこう。

今日の歩数 21,125歩

4,オルベイロアからセーへつづく