6,フィステラ連泊 6/7(金) 昨日はやっぱりフィステラ岬へ往復6キロを歩いてきました。フィステラへ来たらどうしても行かないことにはフィステラに来たことにはなりません。これで岬は6回も往復したけど、岬までずーっと緩い上りであることに今頃気がついた。と言うことは、体力が落ちてるので上りは今まで以上に大変になったってことなんか?帰り道は勿論ゆるーい下りだが、これは楽なので気が付かない。 何度か会っているスペイン人夫婦。特別に親しかった訳じゃないと思うけど、二度三度と会っているので凄く喜んでくれるので悪い気はしません。公営アルベルゲに泊まっている人たちは皆さんゆっくりしています。きっとバスでサンチャゴに戻る人ばっかりの気がします。ここはサンチャゴから歩いてきた人だけが泊まれるアルベルゲなので、全員が徒歩でやってきた筈ですが、更にムシアまで歩く人は少数なんだと思います。ムシアへ行くなら早朝に出発しないとならないので、今の時間にのんびりしてる人は全員がバス待ちでしょう。 予約した私営アルベルゲのチェックインが12:00なので、バックパックは予約したアルベルゲに(勝手に)置かせて貰って、時間になるまで海岸で貝殻を拾ってましょう。中世の時代からサンチャゴ巡礼した人たちが巡礼した記念(或いは印)に故郷に持ち帰ったフィステラ海岸のホタテの貝殻ですが、一説にはこれがサンチャゴ巡礼のトレードマークになり、巡礼者は皆さんバックパックに下げてます。タダだし良いお土産になります。形が良く小さいのを(大きいと重いので)13個拾いました。2015年に最初に巡礼した時にも同じ事をして、日本に帰ってから友達にばらまいたので、貰ってもその時ほどの価値は感じないだろけど暇潰しにはもってこいです。これに赤マジックで剣十字を描いて紐を通せば立派な巡礼のシンボルになります。 帰り道、Sさんが泊まっているアルベルゲの前に調度Sさんが表に居たのでちょっとお喋りできました。アルベルゲの中を覗くと、なかなか現代風の洒落たアルベルゲでした。時間はまだ11時過ぎと、私のチェックインには早いけど物は試しに言ってみるとOkでした。16ユーロ。Sさんの私営と2ユーロしか違わないけど、やっぱり安い方を選んでしまいます。ベッド数が多いアルベルゲなので、私が選んだブースには二段ベッドが3台置かれているが、最後まで私一人で占有できました。シャワーしながら大袈裟に洗濯して日が良く当たっている物干しに広げました。今のところ物干しも自分一人で占有です。 貝も拾っちゃったし、岬にも行ってしまったのでフィステラでもうやることも無いので港の賑やかな所へふらふらと遊びに行きました。ぐるっと一回りして戻る途中に、またSさんと遭遇。たぶん一緒のアルベルゲに泊まっているらしい外国女子とお茶の最中。割り込むのも悪いので挨拶だけしてバイバイ。これを最後にSさんとは会うことはなかったが数日後に意外な接点がありました。それを知るのは日本に帰ってからなので本当に不思議だった。 二人の欧米婦人がフィステラの到達証を発行している事務所が分からないと言うので、連れてってあげました。今日もマリアが一人で事務をしています。私に気が付いたけどマリアは忙しそうに巡礼をさばいているので声を掛けるのは遠慮しときました。アルベルゲに戻ると、さっき道案内して上げた婦人二人がやって来ました。色々な偶然があるね。二人はもう一晩フィステラに泊まってからムシアまで行くそうですが、途中の村で一泊するので私とは2日の間隔が空いてしまいます。ソロのイタリア女性もやって来たので、知ったかぶりして物干し場を教えて上げました。 明日はムシアへの最後の歩き28kmです。7時間以上掛かるので7時前には出発したいです。ムシアまで歩く巡礼は少なく、ムシアの公営アルベルゲのベッド数も32と多いので多少遅い到着でも大丈夫。気楽です。マドリッドに戻る関係でムシアでも連泊するので到着してから翌日泊まる私営を探します。 夕飯は公営アルベルゲ隣のスーパーで、野菜、赤ワイン、トマトに貝の缶詰を買ってきてキッチンで食べました。トマトとチーズを挟んだサンドイッチを作って明日用の弁当を二つ作りました。トーストにすると2倍美味しい。飲みきれなかったワインはプラボトルに移して持ち歩きます。後の楽しみができました。 今日の歩数 10,271歩 7,フィステラからムシアへ 最後の地ムシアへつづく |