13,さよならスペイン

6/14(金) 今日のフライトは10時なので、2時間前には飛行場に行っていたい。5時半に起き出してコツコツとパッキング開始。下段ベッドの日本人には昨日の内に早朝からゴソゴソやりますがと伝えてあります。暇なので問題ないそうです。


歩く訳じゃないのでいつものパッキングと違います。すぐ取り出せるようにバックパックの一番上には空港で食べる朝飯用のパンとジュースに水。機内に持ち込むレジ袋には冷房対策用の長ズボンとフリース、タオル、干しぶどうに記録用のノートとペン。いつもの貴重品(パスポート、タブレット、クレカ、時計機能の付いた万歩計)で完璧。


6時15ホステル出発。このホステルはカウンターには24時間スタッフがいるのでカードキーは簡単に返せて楽ちんだった。空港行きバスが出るアトーチャへ徒歩で25分。さてバスはどこに停まるんだったかなとキョロキョロしていると、誰かが口笛を吹いて教えてくれました。バスは既に停まっていたので20ユーロ札を出して乗り込もうとすると、運転手が細かいのが無いかと言うようなことを言ったので、ビニール財布を見せて無いことをアピール。15ユーロのお釣りをくれました。私一人しか乗っていないのにすぐ出発しました。次に停まるのはシベーレスの噴水ともう一カ所だけ。前に乗ったときに偶然シベーレスの噴水近くに空港バスの停留所を見つけたので、市内にはもっとあるかと想像したけどアトーチャから空港まで市内で停まるのは2カ所だけだった。T1,T2と進んで終点が私が利用するT4なので居眠りしてても乗り越すことがないので気楽。


Departure の文字に従い受け付けカウンターを目指します。広い空港の一番右側だった。エティハドのカウンターは空いていたのですんなりと番が来ました。メールで既に私の座席は知っていました。マドリッド・アブダビ間は通路側なので良いですが、アブダビ・成田間が3列の真ん中なんですよね。よりによって長時間の方が真ん中は勘弁だよ。チェンジできる?と聞くと出来るそうですが、有料ですと!!えーっ、成田ではそんな話は無かったんだけどな。ここで座席指定しても有料なの!?世知辛くなったもんだねエティハド航空。スタッフは気の良さそうな男で、一生懸命に空いている座席を調べてくれてます。座席の画面を見たいと言うとカウンターの中に入れてくれました。ただの通路側へのチェンジが37.10ユーロ、後ろが壁だともっと高いそうだよ。更に高額な最前列なんて聞く気にもならない。上司らしいのがやって来て、カウンターの中に入れてはいけないと叱ってます。一生懸命に調べてくれたのに、有料ならいいやと言うのも気が引けるので、通路側の席を37.10も出して変更してもらいました。円なら6700円ですよ!!カードが使えました。今までせっせと節約してきたのに、爪で拾って箕でこぼすをやってしまいました。ちなみに、搭乗後に私が最初に指定された真ん中の席は無人でした。両側の二人から千円ずつ貰いたい。


バックパックを預けてT4sターミナルへ移動。相変わらずターミナルまでが遠すぎます。1時間半待って搭乗開始。長い長い空の旅が始まります。
ありがとうスペイン。また来るぞ(希望)

今日の歩数 33,763歩(二日分)

14,6月15日(土) 無事カエル

アブダビで乗り換えです。待ち時間約3時間なので手頃です。これが5時間、10時間なんて年もあったので3時間最高~。安い航空券なので何時間でも待ちますとも。成田への便なので日本人がいっぱいかと思ったけど、欧米人の方が圧倒的に多かった。円安の影響かな?
円安と言えば、今回の旅では始終円安のことを考えざるを得ませんでした。最後にスペインに行った年より1ユーロで50円も違いますからね。10ユーロのご飯食べたら1200円で食べられたのが1700円ですよ。もう勘弁してもらいたかった。長旅なのでキャッシングは3回やって合計1300ユーロを引き出したけど、2019年なら156,000円だったのが今年は同じ額を引き出すと221,000円も必要だったのです。その差はなんと65,000円!!毎回毎回、使ったユーロを円に換算してはうなだれていました。


無事に成田到着~。言葉が通じて文字が読める世界に戻ってきました。もう何の心配もいりません。昨年は長崎五島1ヶ月旅の帰りに上野のカプセルホテルで2泊したのが快適だったので、今回も同じホテルに泊まろうとしてたけどフルだったので今日中に家まで帰ることにしました。


成田からは京成で上野に出てJR両毛線で帰ります。時間があるときは京成の高い切符は買わないようにしてますが、座席指定で大金を使ったので散財ついでだと思ってスカイライナーで上野まで行きました。上野駅ではいつもうどんを食べるのを楽しみにしているので今回も食べることにしました。でかくて甘い油揚げの載ったきつねうどんとかき揚げの天ぷら。久し振りの本物の日本食は3ヶ月振りです。

今日の歩数 9,851歩 駅から自宅まで

長らく読んでくれてありがとうございました。
これにて2024年のカミーノ全編のおしまいです。
来年は出来たら3回目の北の道を考えていますが、今年の巡礼で体力低下を身に染みたので、なるべく緩い行程を心掛けます。それも宿次第ですが。

○今回の経費(円)
カード利用 320,200
現金使用  239,031 現金はキャッシングで調達しました
合 計    559,231 予想より安かったのは節約の賜物

○歩いた記録
距離 約 1,520km
  グラナダを目指しているときに1行程半をスキップしましたが
  (約32km)何だかんだで同程度は余計に歩いているので
  1,520kmと言い張って差し支えないかと!てへ
歩数
アルメリアからグラナダ 291,077(10+3日間)自宅-アルメリア3日
グラナダからコルドバ  308,021(8+2日間)
コルドバからメリダ    422,118(12+1日間)
メリダから銀の道終点  651,632(19日間)
サナブレスでサンチャゴ 638,166(19日間)
フィステラ・ムシア他   299,697(6+8日間)madrid滞在ほか
総合計          2,610,711歩(86日間)

おまけ 今回のカミーノを記念して自宅パソコンの壁紙を替えました。

アルメリアからグラナダまでを一緒に旅した仲間10人です。グラナダ手前のケンタールで偶然にも全員が集合しました。一番奥のカップルがグラナダの自宅に二泊させてくれた恩人です。両脇もグラナダ在住のスペイン親父で、この二人が歩くのが一番早く、いつでも宿には一番乗りでした。二番手は恩人のカップル30代かな?三番手は私たち歩くのが鈍い4人組でした。この順序は最後まで変わりませんでした。
私の肩に手を掛けてくれてるのはフランス人のアメリちゃん。グラナダでフランス語を教えています。とっても面白い子で、終始笑わせてもらいました。一番手前は後から参加したリトアニアの夫婦で、旦那は写真を撮ってる人です。