17 Torrode Sabre から サモラ迄31.6km歩く日

5/11(土) 一に睡眠二にストナと風邪薬の会社も言ってることだし、風邪引きなので睡眠導入剤飲んで寝たけど夜中2時に目が覚めてしまう。トイレに起きたついでに食堂を覗きに行くと既に朝食の用意が完璧に出来ていた。さすが巡礼専用宿は違います。朝食代として4ユーロも出してるしランチ用に少し戴いて行こうと思います。村には店がなかったので手持ちの食料が不足なのです。


じゃぁもう食べちゃおうかとは行きません。夕飯を腹一杯食べさせて貰ってるので入るスペースが不足しています。5時まで一眠りしてから頂きます。むにゃむにゃ、、、
結局、5時に食べ始めました。だーれも居ないから気楽です。


スペインには日本とは違った色々なトースターがありますが、ここんちのも変わっていました。でもこれは分かりやすくて汎用性がありそうです。パンだけじゃなく何でも焼けるし鍋だって置けそう。
5時半に同室のスペイン親父二人がやって来ました。この人たちは夕飯を食べなかったので、きっと朝食も申し込んでないと思うけど、誰が損するでもないから食べちゃえばとジェスチャーすると、立ったままパクパク食べてさっさと出発して行きました。私も長距離なので6時出発、真っ暗けです。


今日の行程は7年前の事を鮮明に覚えています。(ここから回想シーンです)
アルベルゲF&Mを韓国のサニーおばちゃんと出発。遠くで雷雨があり稲妻が横に走るのを初めて見た。あんなのがこっちに来たら恐ろしいな。歩くのが遅いおばちゃんを後にスタスタ行くとエディスがいた。そこに夕立並みの雨とヒョウに襲われたので溜まらず二人で木の下で雨宿り。小降りになったので歩き再開すると転んで泥だらけになったサニーおばちゃんが追い付いてきた。三人で次の村のアルベルゲに投宿。(次の村がすぐだった記憶だが実際は5キロも離れていて1時間以上掛かってた!)
道に迷ったベルギー夫婦とギャエレ、ルアンのフランス組も村のバルで集合して楽しい時間を過ごせました。(回想終わり)


ローマ時代のマイルストーンを模した標柱です。これプラス大きな杖と瓢箪付きのが時々道ばたに立っています。次の村Villanueva de Compeanは、7年前に泊まった公営アルベルゲがあるが、今年は閉鎖されていたので仕方なく昨日のTorrode Sabre私営アルベルゲに泊まった訳です(私営は公営の倍以上の宿賃)。その年に3度も通ったバルは閉店していた。懐かしいので寄りたかったのだが残念。気持ちがバルで休むモードになっていたので、村外れの地面に座って僅かな食料で大休止にする。


次はサンマルシア村経由と通常のカミーノの二通りの道があるが、みんなバルに寄りたいのでサンマルシア村へ向かう。道ばたに現れたバルでビールとコーラを飲ませて貰う。スティーブンとドイツの夫婦がいました。みんなこっちに来るし、こっちをカミーノの本通りにすればいいのにな。


バルを出て歩き始めると急に雨が降り出しました。結構な降りなので面倒がらずにバックにカバーを掛けてカッパを着込みました。前を歩くスティーブンは傘を持ってたんだな。雨脚が強いので傘は前に差してるよ。サモラまでは31.6kmの歩きなので、やっぱり遠かった。


アルベルゲまで最短距離で行けるローマ橋は修理中なので、これでもかと言うくらい大回りして3時ジャストにサモラのアルベルゲに到着~。休みを入れて9時間掛かった。オープン時間なので並ぶかと思ってたけど一人が受付してるだけでした。途中のバルで一緒になったスティーブン含む5人が全員オスタルなどに行ったらしく姿が見えない。写真に写っている人たちは普通の観光客です。アルベルゲが歴史有る建物なので見物してるようです。中は近代的に改装されてるんですけどね。入り口は狭いですが、この建物は地下に伸びているのでとても広いです。

受付してくれたオスピタレロ男女はフランス人。スマホの翻訳で色々質問されて、オスピタレロが私と同じ年齢なのが分かって握手。だからなのか、ベッドルームが階下だと大変でしょう?と気遣われて受付と同じ階のベッドルームをあてがってくれました。トイレ、シャワー付きの部屋です!前にはなかった凄い厚待遇と思います。
不要品コーナーの段ボールにはナイキマークの入った半ズボンがあったので頂いておく。これでズボンの洗濯がし易くなった。ドナティーボを忘れたくないのですぐ10ユーロ投入して(朝食付き)、大量に買ったミントキャンディを持ってオスピタレラさんに「手を出して」と言って15個程を載せると驚かれました。実はこのキャンディ、風邪対策で買ったけど余りに多くて重いので出会った巡礼に配ってたけど、誰もが一個しか貰ってくれなかったのです。良かった一気に減らすことができて。


写真は今日の一人宴会。中国人のティエンダで初めて2.95ユーロもする生ハムを買いましたが1ユーロのと似たようなモンだった。野菜は手に入らないので代わりに大量のトマト。ヨーグルトは胃腸の為によく食べています。青リンゴは明日の行動食なので今は今は食べません。向こうのテーブルには明日の朝食用なのか色んなのが並んでいました。
夕方、喉が渇いて仕方ないので小さな店でオレンジジュース1リットルとファンタのオレンジとレモンの2つで5.25ユーロ。アルベルゲに戻るとオスピタレラのおば様が「友達のフリアンは来なかった」と教えてくれる。受付したときに友達が私を訪ねてくるかも知れないと言っておいたのです。

今日の歩数 53,242歩

18 サモラからモンタマルタ へつづく