06,Casar de Caseres から Caanaveral 迷う迷う迷う 4/30(火) 写真は今日の朝焼けです。朝焼けは早起きのご褒美。私は6時半の出発にしたが、何と5:40出発が3人もいたのにはビックリした。やっと明るくなるのは8時近いので、6時半でも真っ暗です。この朝焼けですが、先に出発した欧米人のお父さんは何度も何度も立ち止まってはこの朝焼けを撮影してたので、フェイスブックかユーチューブにアップロードするのかもね。朝焼けも夕焼けも刻一刻とその色を変えるので、今だっと撮影するタイミングが難しい。結果、何度も何度も撮ることになります。 今日はカサールでカセレスからカナベラルへの33kmです。距離は長いがそれ以上に困るのがカミーノが分からなくなることです。 今日は三度も迷った。牧場の道を進んでいくと矢印らしき物がないが、こういう場合は多くの場合道なりに行けばいいので今回もそうする。一応、人が入らないように(動物が逃げないように)柵があるが、いつものことなので気にすることなく柵を開けて進みました。 人の背丈の薮こぎをグイグイ進むと人が歩いた痕跡がなくなり、地面がビチャビチャし出しました。さあ困った。岩の上に上がって誰かの薮こぎの跡を探すも見当たらないし、このまま進むと沼地なのが分かるので(て言うかもう湿地帯の中に入っている)完全に迷い込んだのが分かった。これ今回で最悪の迷い方だなと思った。万事休すモードだよ。 もう出すのが面倒なんて言ってられないので、ようやくタブレットを出して位置を確認すると大幅にカミーノをロストしてました。(この当たりは超真剣モードになってるので写真を撮るどころではありませんでした)タブレットはザックの中なので出すのが面倒なのです。藪こぎが始まった時点で確認しとけば良かったと思っても後の祭りです。 最後に矢印を見た地点まで戻って行って念入りに辺りを見渡すと、あったありました。見落としやすそうな所に矢印を見つける。じゃぁこっちだと自信を持って進んでいくと今度は施錠された扉がありました。普通、歩いても良い扉は施錠されていても簡単に外すことが出来るんだけど、これは正式な錠前が掛かっているので開けることは出来ません。こりゃ参った、ここで二回目のロストを認識!今度は薮じゃなかったのでまだ増しだけど、二つで1時間は無駄にした。怒 また最後に矢印を見た地点まで戻って良ーく辺りを見渡すと、やっぱりありました。二度目に迷ったのは、矢印のすぐ近くに歩きやすそうな道があったので、これだと早合点したが為のロストでした。もっと初心に返らなくちゃいけませんね。 今日はロングコースなのに二度も迷ったので舗装路に出たら行ってしまうことに決める。ここいらで前は舗装路に出たんだけどなーと思った地点はカミーノが続いていた。7年前はカミーノを見失ったので仕方なく舗装路を歩いたが、きっとこの付近でみんな迷うのが分かったので標識を設置し直したんかも知れない。じゃぁカミーノを大人しく行きましょう。でも、舗装路はカミーノからつかず離れずに続いているので、数キロ歩いてから舗装路に出られる切れ目でカミーノを離れる。これが三度目の迷うだけど、三度目は迷うほどじゃありませんでした。舗装路は足裏が痛くなったり面白みが無いという欠点があるが、早く歩くには持ってこいだ。 前に歩いたことがあると言うのは良し悪しで、今晩の宿があるカナベラルはもっと近かったと言う記憶ばかりがあったので、余りに遠いので閉口し出す。それでも何とかカナベラルの私営アルベルゲに到着~。私営の場合は予約が可能なので、電話を持っていない私は周りの誰かに頼ってます。今回も誰かが予約してくれたお陰でスムーズにチェックイン完了。ありがたい下段ベッドです。この私営は7年前にはシャワー室にはシャンプーやボディー石けんもあって上級アルベルゲと思ったんだけど、レベルダウンしていた。半地下のキッチン兼食堂も巡礼には使わせたくないのか、宿の人の作業スペースと同居になっていたし、夕食と朝食も有料で食べられたのが今年はどちらも廃止になっていた。きっと、初めは張り切って色々やってたけど、息切れしちゃったのかもね。 真面目にカミーノを辿ってやって来た先輩も到着してきたので、落ち着いた所で二人で買い出しに村まで歩いて行き食料調達。宿の人が作業してる横で食べさせて貰いました。私たちが食べているのを見た他の巡礼もパラパラやって来て食べ出したので、やっぱり利用してはいけない雰囲気があったのかもね。 明日はガリステオまで27kmの行程。初顔のイタリアおばちゃんがガリステオの私営アルベルゲを予約してくれました。これで安心して歩けます。イタリアおばちゃんは名前も書いて貰ってないし写真も撮ってないので既に記憶の外側です。忘れてしまうのは勿体ないので、なるべく写真くらいは撮っておこうと考える今日このごろです。 今日の歩数 万歩計止めるの忘れた 07,Caanaveral から ガリステオへつづく |