03,Santa Maruta de TerraからRioNegro del Puenteへ
   レストランらしいレストラン

5月16日 Santa Maruta de Terraをまだ明けやらぬ6時半に出発。

テレサとほぼ一緒にスタートするが小柄なのに歩くのが早い。付かず離れず歩いていくが、ちょっと目を離した隙に姿を見失う。間が悪いことにそこはカーブを曲がると分岐していて矢印が見あたらない。こっちかなーと思われる方に歩いてみたが、こっちには矢印が現れなかったので後戻り。面倒でもタブレットを出して確認すると別の道なのが分かった。タブレットのMaps.meにせっせと点を打っていたお陰で今回も助かった。これしてなかったら迷ったままだった。

良く整備された運河の村を通り過ぎるが期待していたバルがなかった。そろそろ休みたいのになぁと歩いて行くとテレサが村の給水所で休んでいたので自分も座ってお菓子を食べることにする。テレサはすぐ出発したが、もう少しここで休んでからの出発にしましょう。


また暫く歩いた先に村が現れたがやっぱりバルがなかった。村を通り過ぎた所に風が当たらない所があったのでチョコパンを食べる。離れた所に水道があったのでボトルに水を補給。こういう給水所が所々にあるのが分かっていれば水を大量に運ぶ必要はないんだけど、地図にはそこまで記してないのでなぁ。

ダムへの登りが長くて疲れる。前方に巡礼を見つけるが随分と足が遅いので年配者のようだ。自分だって同じなのにいつまで経っても自分は年寄りだと言う意識を持てない。足の速いドイツの夫婦が追いついてきたので何度か抜いたり抜かれたりして歩き続ける。お互いに休んでいるところを抜くだけですが。

前に泊まったアルベルゲFalihosは泊まらなくてもドナで飲み物が貰えることを知っているので入って行くとステファンが居た。自由人ステファンの行動は自由気ままなので暫く会ってないと思うと思わぬ所で一緒になること多し。今日はここに泊まるそうだ。7年前には私も泊まったアルベルゲだが、水道の茶色い水が長いこと出しっぱなしにしてないと透明にならなかった。それなのにベッドルームにバックパックを入れないでと言う基準が分からない。ステファンのバックパックもベッドルームの外に置かれているので、それはまだ続いているようだ。

ここんちの飲み物はドナだったと記憶しているので、コーラを飲ませてもらって1ユーロを募金箱に入れようとしたら、オーナーからコーラは2.2ユーロだと言われる。コーラはスーパーで買えば0.65ユーロなので1ユーロでも儲けはある筈なのにがめついな。ドナなのはコーヒーだけらしい。続いて入ってきたドイツの夫婦はコーヒーを飲んだのでコインを募金箱にコトンと入れていた。


残り6キロを頑張って歩くが記憶になかった登りがしんどい。やっと木々の間から今晩の宿があるRioNegro del Puenteが見えたのは嬉しかった。その感激をパチリ。町が近づいて来たところで空模様が怪しくなったので、自然と早足になる。なんとか降られる前にアルベルゲに到着したいと頑張る。その甲斐あって降られる前にアルベルゲ到着~。テレサが既に先着していて、コナーとスティーブンもすぐやって来た。


シャワー洗濯して物干しに干したらビールを飲みに出かける。アルベルゲのすぐ隣がバルで数人の巡礼がのんびりしている。ビールとトルティージャで軽く食べておく。このバルは先払い方式で注文品を提供しながら値段を言っている。まぁこの方がお互いに間違いがないよね。(写真は翌朝に撮ったバルです)

この町にティエンダは無さそうなので探すのは諦めてアルベルゲから道路を挟んだ向かいのレストランに行ってみよう。巡礼定食15ユーロと高めだが、スペインで初めてちゃんとしたコース料理を食べた気になる程の洒落た料理だった。15ユーロは安いかも知れないと思った。

前菜が2皿でました。ラスクみたいなのにパテを塗って食べると教えてくれました。ワインはデカンタなのが残念。スープはガリシアスープらしかった。

主菜は肉でデザートは四角いプリンとアイスクリームのふたつ。コーヒーは極小のポットで出してくれる。最後に3種類ある食後のお酒は何にしますかと聞かれたので前にも飲んだことのある甘いお酒をお願いしました。小さなグラスで1杯だけと思うけどボトルごと置いてくのはどういう意味なんだろう?これも飲み放題?

大きな水ボトルが最初から出ていたけど、水なんかいらないやと出て行こうとするとシェフが追いかけてきて水を持ってってと言うので貰っておく。荷物になるのは嫌なので朝までに飲み干しました。

アルベルゲに戻るときに雨が降り出してきた。洗濯物は雨の当たる中庭だったので、スタンド式の物干しを屋根の下に運んで上げて、生乾きになった自分の物はベッドルームにあるスチームストーブに引っかけて乾かすことにする。広いベッドルームだが、こんなストーブでもほんのり温かくしてくれている。

本日の歩数 45,320歩

04,RioNegro del Puenteからアストリアノスへ 体育館の宿 へつづく