長崎五島の旅10 今日の宿はキャンプ場 10月13日(金) 民宿はまべ 夜明けに日の出が見られた。こんな旅だけど日の出ってなかなか見られないので写真を撮ってみました。神々しい夜明けで罰が当たりそうだ(嘘)。 朝ごはん7時から7時半。好物のみりん干しが出ました。今日は少し多めに歩くので食事時間も短めです。昨日の宿賃は8,400円だった。ビール1本だけだったのでその分が一昨日より少なかった。出掛けにお上さんが弁当を持たせてくれました。食べるところも店もない行程なので、これは本当にありがたい。 民宿から上がって4叉路に出ると、いつもの交通整理のおっちゃんが居たのでお喋り。富江方面の道を確認させてもらう。福江に行くなら二つのルートがあって、一本は私が目指す富江ルートで、上って下っての峠がみっつあるそうだ。車で行く人は内陸の道を行くのでこっちは距離は1.5倍あるがアップダウンは少なくて済むって。だが私は福江島最後の教会「繁敷教会」に行くのでどうしても富江に行かなくてはならないので海岸通りを行くしかないんだよ。 今日も素晴らしい景色が随所に現れるので、いちいち足を止めて写真を撮りながら進むことになりました。おっちゃんから峠はみっつあると聞いてたので、1つ二つ越しても気を緩めないのは良いような悪いようなだな。 10時15、琴石村で大休止。道端に手頃な石段があったので座って、頂いた弁当を半分食べましょう。弁当、本当に助かるなー、おかみさん有り難う、ここまで予想通り店のひとつもなかったよ。このルートには眺めの良い展望台があると地図にはあったが、結局そんなものは見当たらなかったな。琴石村には鯉のぼりを何十と繋いで泳がせる行事があるとネットで見ていたが、今の時期、そんなものがある筈もない。 12時20、富江町の取っつきに自販機がお目見えしたのでお気に入りになったQuu140円を自販機の影に座り込んで残りの弁当と共に頂きます。Quuがとても旨いし少しだけビタミンも吸収できる気がする。人から見たら小銭を持ったホームレスみたいかな? 朝ドラ「舞い上がれ」に度々登場していた漁港が現れたので、記憶を辿って同じアングルでパチリ(左の写真)。あとで検証してみよう。で、テレビ画面を撮って見比べて見ました。小さな赤い燈台が見えますか?右の白い漁船の上で立っているのが高畠敦子さんです。 富江市内のスーパーで買い出し。目指すキャンプ場周辺には店がないそうなので買い物したついでにキャンプ場への道をスーパーのおばちゃんに教わったままを歩いたと思うが、墓場脇の迷路に入ってしまう。それでもGPSを片手に何とかキャンプ場にたどり着く。これさえあれば殆どの所を歩くことができる。このタブレットのGPSは今まで遅くて仕方なかったが、どう言う訳か電波のキャッチがやたら早くなったので大助かり。衛星の機能が上がったのかアンドロイドが勝手にバージョンアップしたのかは不明だが、便利に使えるのは良いことだ。 さんさんキャンプ場入り口までやってきたが、いまいち分かりづらくてまたウロチョロしてしまう。キャンプ場では数人の人たちが仮払い機で草を刈っていた。夏のシーズンは終わっただろうに、なんで今ごろ?それにしても人気(にんきじゃなくてひとけ)のないキャンプ場だなぁ、連休前なので賑わったキャンプ場を想像していたので拍子抜けする。 受け付け棟にはちょっと怪しい雰囲気のお兄さんがいた。私の第一希望は貸しテントなのだが、今はやってないそうだ。じゃぁ第二希望の安いコテージも鍵がどうのこうので勧められないってどゆこと?鍵なんか掛からなくても良いんだけどな。じゃぁフリーサイトでエマージェンシーシートで寝ると言うと、一棟貸しのコテージを半額で貸してくれると言うので、半額ならいいかとお願いする。家族数人で泊まれる2LDKらしい。半額でも5030円だったけどね。まぁ素泊まりのビジホと思えば良いだろう。どう言う訳だが領収書を発行してくれなかったな?まさかこの巨大なキャンプ場はこのお兄ちゃんの個人経営でもあるまいに。いいんか? 鍵をもらって行ってみると、まずまず立派なコテージでないか!トイレも風呂も完備している。でもテレビとエアコンは有料だったな。冷蔵庫があるのはありがたいので、コップに入れた水を冷やしておく。そうだ、ヤカンがあるからヤカンごと冷やせばいっぱい飲めると気づいたのでそうしておこう。 シャワー・風呂がいくら出しておいても温かくならないので、どっかにブレーカーかスイッチがある筈だと探し廻った結果、キッチンの上にメインスイッチを発見。無事に温かいシャワーを浴びることに成功しました。いつものようにシャワー浴びながら洗濯せんたく。エアコンの100円が勿体ないので今回は自然乾燥にしました。 さっぱりした所で管理棟に行って明日の繁敷教会への道のりを質問する。歩きで往復するなら結構な道のりで、自転車でも苦労する坂道だそうだ。レンタル自転車は2時間200円。お兄さんは明日も乗るのなら一日貸しで千円の方が良いんじゃないかと言うが、どう転ぶか分からないので2時間だけ借りてみる。早速それ借りて途中まで行ってみましょう。帰りにはスーパーで買い物できるし。一応、切り替えのある自転車と言うことだったが、スイッチを回しても切り替えは出来ずにずっと同じギヤで漕がないとならないって、ちゃんと確認してくれたの?おまけに錆びだらけなんですけど。これも領収書の発行はなかったので、ここんちはどうなってるの? 県道を行くと確かに教わったとおりに「左岐宿方面 直進福江」の看板があって教会は岐宿方面だ。ご丁寧に小さく繁敷教会の看板が別に立っているのも確認できた。曲がり角を確認したので戻りましょう。途中には日帰り温泉センター「たっしゃかランド」があるので、教会の帰りにここでのんびりしようと思ってたので下見に寄ってみる。表の張り紙にはボイラー交換で春までずっと休業だってよ。なんだがっかりだな、明日の楽しみが無くなってしまったよ。 自転車も楽じゃないのが分かったし、温泉も休みなので面白味がなくなったな。スーパーでまた食料を調達してキャンプ場に戻り、明日は歩きで行くことを伝える。ここが今日と同じ条件で泊まれるなら明日も泊まるか知れないよと言うと、たぶん大丈夫ですとの返事。その後分かったが、今晩の泊まり客は私だけだった。コテージはおろかフリーサイト(草ボーボー)もどこもかしこも誰も泊まってませんよ。そりゃ明日も大丈夫と言う筈だ。連休前なのにこのキャンプ場大丈夫か!? 一人宴会してから布団を敷いて寝始めたところ、ガタンっと物音!えっ何?心臓がドキドキする。明かりを点けて隣のキッチンに行くとトラ猫が入り込んでゴミ箱をひっくり返したのだった。どっから入ったんだよこの猫。二匹の猫がエサを欲しがって外に居たのは知っていたが、その内の一匹だろう。足元でニャーと鳴いているのを見ると人間慣れした猫らしい。サッシを開けるとさっさと出ていくので、尻尾を蹴飛ばして入ったらダメなことを教えてやる。 寝ながら明日の作戦をずっと考えている。最初の予定ではキャンプ場に荷物を置いたまま教会を往復して温泉でひとっ風呂あびる計画だったが、温泉に入れないんじゃなー。このキャンプ場は町から2キロ離れてるのでそれも面倒。コテージ5000円もそこまでの価値があるとは思えない。と言うことでキャンプ場には戻らないことに決める。 本日の歩数 37,387歩 長崎五島の旅11へつづく |