長崎五島の旅20 軍艦島クルーズ 10月23日(月) ゲストハウス カサブランカ 6時半起床。歯磨き洗顔して7時から1階で朝飯タイム。冷蔵庫から食パンの包みを引っ張り出してトーストにします。家では厚切り1枚で済ますのですが(でぶるので)、ここでは3枚も食べて観光途中で腹が減らないように予防です。ジャムはイチゴと好きなマーマレードの2種類。コーヒーはインスタントだけど、家では毎日インスタント飲んでるので私的には問題ありませぬ。食べている隣に上海の子が来たので少しお喋りができました。この子は私の地元、赤城山で雲海を見たそうだ。 気楽に話すようになってる年配夫婦のおっちゃんがやって来て、明日の午後に軍艦島クルーズを予約したそうだ。さらに、もう一組の若い夫婦は同じ軍艦島クルーズを昨日やってきたって!軍艦島クルーズってそんなにメジャーだったのと少しびっくりした。二人とも午前の部が取れたそうだが、私は急な予約だったので午後の部しか取れなかったんだよ。帰る頃には寒くなりそうだからバックパックの中に雨ガッパを忍ばせて臨もう。若い夫婦は今日がチェックアウトで今朝はもう出発していった。 のんびりとコーヒー飲みながら今後の計画を練っていると、ネットの地図で歩いて10分もしない所に空港行きのバス停があることを見つける。空港へ行くには長崎駅まで戻らないとならないと思っていたので、これはラッキーだ。 9時15、まずは眼鏡橋へゴー。事前に眼鏡橋までのルートを見ていたので迷うことなく眼鏡橋がある川筋に到達する。まぁ地図を見て貰えば分かるとおり、至って単純な道筋ですからこれで迷ったら完全な方向音痴確定でしょう。有名な眼鏡橋なので、ここぞとばかりに写真をいっぱい撮りまくる。意外なことにこの川面まで降りることが出来て、更に飛び石を渡って向こう岸まで行き来できることを知った。若い子達はやってるけど、私がやったらボチャンとなりそうな気がするのでやらないでおく。でも折角なので川底に降りるだけ降りてみよう。貴重な体験だ。 来るまで知らなかったが、この川沿いには眼鏡橋以外にも石作りの古い橋が幾つも架かっていた。その特徴的な形から眼鏡橋ばかりが有名になったが、他にも歴史を感じる橋は幾つもあったのだった。眼鏡橋沿いを歩いて行くと立派な公衆電話を発見。さすが都会だねー、五島では1台しか見なかった公衆電話なの、こんな立派なのがデデンとあるとは。何でもない公衆電話だけど写真に撮ってみました。 次は空港行きのバス停があるという新地バスターミナルへ確認に行ってみましょう。どこでも何でも歩いて行けるので気楽だ。歩き平気モードになっているのは観光してても強みだ。 10時15、このバス停の前がバス会社系列のホテルのようで、入り口にはバスチケットを買ってホテル内のラウンジでお待ち頂けますなんて看板が掛かっていた。暇人なので、このバス停から泊まっているカサブランカまで中華街経由で徒歩で何分掛かるのか計ってみる。さっさと歩いて10分、のんびりでも15分歩けばバス停まで来れそうだ。 今日は昨日申し込んどいた軍艦島クルーズが午後に控えてます。クルーズの受付が13時からなので、お昼をゆっくり食べて受付に向かうことにしましょう。中華街のチャンポンを見て廻っているが、チャンポンってどこでも高いんだね。平均千円してますよ。既にチャンポンは食してるし、希少価値もないので中華街から5分ほど離れた地元民御用達のレストラン「異人館」にしました。今日のランチが750円とリーズナブル。メニューはチキンカツと肉団子でした。思いも掛けずに食後に飲み物まで付いてたのでコーラを頂きました。なんかちょっと得した気分になる。中華街は観光客相手で、どの店も高め設定だったが、こっちの店はジモティー相手で内容、価格とも実力がありました。旅先でこういうのを見つけるのも楽しみの内のひとつです。 いよいよ本日のメインイベントは軍艦島ツアーです。出島周辺で時間調整して13時5分にしょっぱい店先に出向いてツアー受付。3910円と、みっつある軍艦島ツアーではここんちが最安でした。首から下げる名札と島に上陸するためのチケットを頂いて港に停泊している双胴船の前に集合です。待合室も何もない波止場なので、雨の日は辛いな。雨天は中止になるんですかね? 受付の社屋が相当しょぼかったので、参加人員もそれなりかと思ってたけど、時間前になったら集まること集まること。船が満員になるほどの人たちでいっぱいになりました。こりゃ午前の部がいっぱいで午後に回される筈だよ。 時間になったので乗船開始。座席指定はないので各々好きな席に座っています。私は室内だったけど、天気が良いので外の席で遊覧船気分を味わっている人が大勢いました。 すぐ軍艦島に上陸とはならず、実は軍艦島は上陸時間が厳密に決まっていて必ず守らないとならないそうです。なので手前の高島と言う島にまず上陸して軍艦島の予備知識と採掘で使われた器具等の展示を見させて貰いました。外にはあの三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎の銅像がデデンと飾られていました。 いよいよ軍艦島に上陸できるので、船室から外の屋上に移動して動画でも撮りました。まぁ自分がテレビでしか見たことのない軍艦島になんか来られるとは思ってなかったよ。五島巡礼を計画した時は想像もしてなかった有り難いおまけと思いましょう。軍艦島上陸はツアー会社とは別の取り決めがあって、それで上陸のためのチケットを別に持たされてました。下船するときにいちいちチケットを渡して上陸するという面倒臭さ。 軍艦島上陸は時間と場所が厳密に決まっていて好き勝手な行動はできませんでした。島内には20分ほどしか居られなくて、歩ける場所も柵で囲われているのでその中を歩くしかありません。かつての居住地域は遠くから見えるビルをガイドさんの説明で想像しました。これらの遺産を存続させる手だては無いそうなので、今後50年後、或いは百年後に軍艦島がある保証はないとのこと。なので皆さんいっぱい写真を撮って記録してくださいと言ってました。ガイドさんの解説も良くて軍艦島を堪能した気になりました。軍艦島ツアーは期待以上だったので、値段以上の気がしました。 長崎港に戻る手前には2千トンも吊れるクレーンの説明がありました。2千トンと言われてもピンと来ませんが、1トンの車を2千台吊れるようですよ。そう思ってもやっぱり想像できないですね。 夕方にゲストハウスに戻ると仲良くなった仙台の夫婦が次の観光地に向かうべく玄関にいました。奥さんの方がサンチャゴ話に食い付いて来たので私のHPを教えときました。あの勢いだと本当に行くかも知れないなと思った。感じの良い夫婦だったので、お別れにサインをお願いしました。仙台の鈴木夫妻、また会えると良いなと思いました。 シャワーしたら今日一番の楽しみの始まりです。と言っても相変わらずセブンイレブンですけどね。缶ビール500mlとチューハイ350mlに弁当とサラダ。全部飲み食いしたけど今日は飲み足りないので焼酎のワンカップを買って来て飲みました。こういうとき目の前がセブンなので非常に便利。 本日の歩数 幾らか酔ったようで歩数を記録せずにリセットしたようで不明。 長崎五島の旅21へつづく |