長崎五島の旅22 長崎から成田へ上野へ

10/25(水) 長崎のゲストハウス カサブランカ

これ文字が小さいけど読めますかね?カサブランカにはこのようにして宿泊に必要なアイテムが無人販売されてました。歯ブラシ、耳栓、レンタルタオル、絵はがき3枚。どれも百円でお金は隣の家型貯金箱に入れます。私は耳栓以外みんな持ってたので利用しなかったけど。

7時頃に起きてパッキング開始。3日ぶりのパッキングだ。ここで不要になった細々とした物は捨ててくことにします。紐(紐は旅先で何かと便利)、新品割り箸(外でも文化的な食事が出来ます)、スペインで買った中国製のジャージズボン(毛玉だらけになった)。ビニール袋(雨天時には防水の為に大量に必要になるが、もうその心配はないので全て廃棄)。

洗面所に歯を磨きに行ったら隣のシャワー室から愛想の良い外国女子が出てきた。私の隣部屋だったのかと今頃気づく。昨晩気がついたとしても女の子の部屋になんか訪問しないけどね。部屋と言うか入り口はカーテン一枚だけの仕切なので尚更。


1階に降りていって最後の朝食をいただきましょう。今日も欲かいて6枚切り食パンを3枚食べます。家で6枚切りは1枚だけ食べてデブ防止に勤めているが、旅先なのでそれは考えない。マーガリンにマーマレード、ブルーベリーもどきにイチゴジャムで3枚とも味変してみました。無くなったと思ったマーマレードは冷蔵庫の奥にありました。これで午前中のカロリーばっちりです。


隣の部屋のおじさんもやって来たのでお喋り。熊本からやってきた中年ライダーならぬ高年ライダーさん。皮ジャン着てサングラスしてるので強面に見えるが、話しかけると皆さん気さくに応えてくれます。今日は平戸まで行くそうです。たったこれだけの交流なのに、名刺をくれて熊本に来たら寄ってくださいとまで言われました。名刺を読むと◯◯住建一級建築工房と言う会社を経営してるようです。一緒に写真を撮る時にヘルメットを持ってねとリクエストしました。

おじさんが行ってしまったので話し相手がいなくなったが、空港行きの始発バスまでにはまだ1時間ちょいあるので粘ります。ここに居ればコーヒー飲めるしテーブルで日記も書いてられるので。


10時のバスに乗るべくカサブランカを後にしようとしたら、ちょうど外から感じの良いオーナーがやって来たので写真を撮らせてもらいました。愛想の良いバイトの兄ちゃんにも入ってもらってパチリ。3泊させてもらったカサブランカを二人に見送られながら出発。お世話になりました。長崎にまた来るようなことがあったら、是非また泊まらせてください。

空港行きのバスを待ってる人は、バスチケットを買えばバス停前のホテルロビーで寛げるそうだが、それほどじゃないので外で待っていると時間通りにバスはやって来ました。長崎空港までは50分くらい。途中には5つバス停があって、空港は終点の5番目。どこから乗っても1200円でした。途中のバス停から空港行き以外の人が乗ろうとすると断られてました。短距離乗っただけで定額の1200円払えとは言えないもんね。


長崎空港に着いて、まずジェットスターのカウンターを探すと一番端っこにありました。ANAやJALは正面でデデンと店を構えてるけど、やっぱりLCCなのでこんな感じなんだな。ピーチもLCCの筈だけど、堂々と正面のカウンターで店を開いてる。成田でもそうだったけど、同じLCCでも格が違うようだ。

ジェットスターのチェックインは12時からなので、空港でも長い時間を待ちました。まぁ国内線でも国際線でも早めに空港に行くことにしているので、ギリギリに行って心配するよりずっと良いです。屋上の離発着が見られるベンチに座って長崎最後のQuuを買ってチビチビ飲みながら飛行機見物です。司教館でもらったマドレーヌを後生大事に持ち歩いていたのでここで頂きました。

回りに見物客もいないことだし、このベンチでバックパックから荷物を全て出して大幅な入れ換え作業をします。長いポールを入れるためには毎回この作業をしないとならないのです。バックパックを2気室に隔てているチャックを外して1気室にしないとポールが入らないので面倒くさいけど、これやらないと飛行機に乗れないのでやらざるを得ません。分割できるポールならそのままバックパックに入れられるだろけど、私のは3段階に伸縮させるタイプなので短くしても長いのです。

ある年、スペインから日本に戻る飛行機に乗るときはポールは2本ともバックパックの外側に括り付けて乗ったことがあって、翌年の成田でもその積もりで乗ろうとしたら止められました。中に仕舞わないとポールが無くなるかも知れないと心配だそうです。前にもこれで預けたから大丈夫と言っても良い顔をしません。無くなってもいいよと言うと、じゃぁその旨を一筆書いて下さいとまで言われたので、それからは毎回ポールはバックパック内に仕舞うようにしています。あー面倒くさい。スペイン人は大雑把で外付けにして無くなるなら個人の責任と割り切ってるけど、さすがに日本の空港職員は堅物揃いと感じました。


タブレットとノートはポケットに入らないので民宿にあったビニール袋に入れて機内持ち込み荷物です。この古い袋、いろんなサイズのビニール袋が山積みになってたので、手頃なのを勝手に持ってきたものですが、これこの後も上野見物で重宝しました。

成田のジェットスターでは、自分で預け荷物を機械に通せたけど、ここは小さな空港なのでその設備はなかった。スタッフにお願いするので荷物が大きすぎると言われると嫌だなと考えたが杞憂に終わりました。タグの取り付け方が分からずにまごまごしてたらお姉さんがやってくれました。年配者だからですかね?すいませんね。

無事に荷物も預けられたのでセブンでサンドイッチと牛乳を買ってロビーで頂きました。もうあとは搭乗するだけです。しばらく待った後に搭乗開始となるが、私の席は来るときと同じFで、これは窓際の席です。搭乗はスムーズに座れるようにF席を初めに入れてくれるので何となくついてると感じたけど、もしかして窓側の席に乗せてくれるのは年齢を加味してるかなとチラッと思った。それともジェットスターの無料会員に登録してあるから?


成田が近くなった所でCAさんが何か言ってきました。私は500円分の何かがあるそうです。意味不明だがメニューを見せて選んでと言うのでオレンジジュースをお願い。スナック菓子も選んでと言うけど、お菓子なんかいらない。気になったので成田で降りるときに質問したところ、どうやらネットで申し込んだ時に知らずに500円のチェックボックスをクリックしたようです。次からは気を付けよう。

国内線は呆れるほど早いです。ボーッとしてる間に成田に到着。第三ターミナルで荷物をピックアップして、またポールを引き抜いて全ての荷物の詰め直しです。まったく面倒だけど仕方ありませんな。第三から第二ターミナルへバス移動し、すぐ京成のチケット売場へダッシュ。予定より20分早い電車があったのでそれにしました。今まで京成何度も乗ったけど、初めてスカイライナーに乗りました。2570円もしたけど今はラッシュの時間だし、上野には早く着きたかったので今回は大目にみました。初スカイライナーだったので全席指定と知らなくて適当に座ったけど、後からやって来た女の子の席でした。え?と思ってチケットを見ると確かに座席番号が書かれている。女の子があそこですよと教えてくれました。いや面目ない。


当たり前ですが、上野は大都会でした。お店に出勤途中のキレイなドレスや和服姿のお姉さんが何人も歩いていました。そう言う高そうな飲み屋は生涯縁がなかったなーとしんみり(後半は嘘)。今夜の宿は京成上野駅から徒歩3分のSmart Stay SHIZUKU Ueno Ekimae。カプセルホテルの進化の頂点のような宿です。昨日まで3泊した長崎の安宿もざっくばらりんで良かったけど、ジャンルは違えどこっちも負けず劣らず良い宿でした。朝飯は付きませんがその他のサービスは盛りだくさんあります。と言っても「バスタオル、フェイスタオル、歯ブラシ、カミソリ」等と、普通の宿なら当たり前ですが、長崎のカサブランカでは全て有料でした(代わりに朝飯があった)。良い宿が続いているので同じ素泊まりでも例の民泊はあんまりだったのを思い出した。しかもこれらサービスの行き届いた宿より高かったんだよね。競争相手がいない地域以外では成り立たないスタイルだろう。泊まれたのは有りがたかったけど。


今晩のねぐらはこんな感じです。中で立つことは出来ないけど、お座りしてれば頭の上に10数センチの空間がありました。左にはテレビにカギが掛かるロッカーがあります。バックパックやスーツケースなどの大荷物置き場は廊下にずらっと置くことが出来てワイヤー錠で繋げられます。貴重品は室内ロッカーに置いとけるので問題なしです。勿論Wi-Fi完備。

そして地下には大きなジェットバスまであったのでゆっくり入ることが出来ました。これはポイント高いです。カプセルなのに宿賃が高目の理由はこれかな?


今日も相変わらず夕飯はコンビニ飯で代わり映えしませんが、見たかったマンガ「ファブル」が置いてありました。こんな千載一遇のチャンスは逃すまいと、長時間掛けてありったけのファブルを読み倒そうとしましたが、さすがに全部読むことはできませんでした。

明日はチェックアウト後の荷物も預かってくれます。身軽に上野の国立博物館巡りして、前橋には夕方帰る積もりです。

今日の歩数 不明

長崎五島の旅23へつづく