長崎五島の旅24 やっと帰る日

10月27日(金) カプセルホテル最終日

6時半頃に起きるがいつも時間は適当。洗顔・髭剃りして3日振りにパッキング。このホテルの良いところは泊まり客は宿泊前でも後でも荷物を預かってくれるところです。何時まで預かってくれるのか聞いたら、今日中なら何時でも良いようなこと言ってたけどホントか?レセプションの前に沢山のスーツケースが並んでいるが、私の荷物はそこじゃなくてちゃんと奥の部屋に運び入れてくれた。それなら安心だ。特に引換証は発行されなくて、単に名前を言うだけで受け取れるとのこと。

今日の予定は上野の科学博物館を見学してアメ横で昼飯食べて午後のゆっくりした時間に前橋行きの電車を探す作戦です。家に早く帰ると施錠されてる可能性があるので、みんなが戻った頃に帰ろうと思ってます。

博物館巡りに持っていくリストと、一応今日は電車で帰るのでタイムテーブルを作ってみました。
09:15 科学博物館が開くのを待って入場
      博物館は地下3階から地上3階まであるけど折角なので全部見る
11:30 アメ横ぶらぶらして昼飯
14:00 ホテルからバックパック回収
14:15 上野駅に移動 いつもチケット購入でまごつくので早め
14:45 上野駅発 JR高崎線高崎行き5番線
とまぁこんな感じにできました。


昨晩はカレーが食べられなかったので、隣の富士そばで朝飯カレーを食べて科学博物館へ。やっぱり恐竜なんかの展示は迫力あって見応えあるなぁ。科学技術展示なんかは余り面白くなかった。隅から隅まで時間を掛けてじっくり見たので疲れた。外に出るとベンチがあったので自販機のジュースで一息いれました。でも五島で良く飲んでいたQuuはなくて普通のリンゴジュースなっちゃん140円。

博物館を出たところで帽子がないことに気づく。あれー?知らずに落としてしまったのか。戻って探すのも面倒なのであっさり諦めるが、これはウエストバッグに挟んでいたので知らずに背中側に廻っていました。落とし物はしなかったけど、反対に公園内で落とし物を拾いました。デジタルウォッチ。色んな機能があるようで、小窓がいっぱい付いてます。巨大な上野公園内には修学旅行の団体が数限りなくいるので、きっと生徒が落としたんだろうと、公園入口の交番に届ける。交番内はゴタゴタしているのでお巡りさんが外で応対してくれ、裏にマジックペンで◯に志と書いてあるよと教えてみる。間違いなく子供が落としたんだろう。

落とし主が現れない場合はどうしますかと聞くので、郵送してくれるんなら貰うよと言ってみるが、そういうサービスはないってよ。群馬から時計受け取りに来たら電車賃の方が高いよと言うと、まぁそうですねとへらへら笑っている。当然、権利放棄しました。こんな大雑把な拾得物手続きしてると届け出る人が減るんじゃないのかね?税金で運営してる癖して人の善意を無視したシステムと感じる。せめて着払いで送ってくれるとかの手段は考えないのかね?

帰ってきてから読売新聞読者の投書欄に以下の文を送ってみました。
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「それで良いのか拾得物の行方」
先日上野公園の路上で腕時計を拾いました。沢山の修学旅行生がいたので、落とした生徒は落胆してるだろうなと想像して、すぐ上野公園口の交番に届けました。
落とし主が現れない場合は自ら受領に行く必要があるそうですが、腕時計のために群馬県から東京まで電車で往復するのは現実的ではありません。
拾い主が遠方の場合は郵送なりして、善意に報いることは出来ないのでしょうか?警察のきめ細かい対応の改善を期待します。
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まぁ掲載されませんでしたけどね。


アメ横を散歩してお昼に肉めしと言うのを食べました。肉とゴボウが荒々しくごろんごろんと入っていて何か凄い食べ物だった。まるで餌みたい。


ホテルからバックパックを回収して上野駅へ。何度もここから帰ってるんだけど、毎回チケットの買い方で迷うんだよなぁ。券売機の壁には上野からアチコチに向かう路線が大きく掲示されてますが、何度見ても私の地元の表示がないんですよ。迷うのはこれです。そしたら掲示以外のチケットは隣の紫の券売機で買えると書かれている文字を発見。何度も買ってる筈なのに今回も迷ってしまった。ここに書いといてもまた忘れるんだろな。困ったもんだ。

最後に五島巡礼総括的な
10/4に家を出発して10/27に帰宅しました。巡礼の帰りはいつものように前橋駅から5キロの凱旋ルートを歩きました(大袈裟)。

昨年のナンチャッテ四国遍路と同様、途中離脱になりましたが五島の教会群を32カ所訪問してきたので五島巡礼がどういう物なのかは分かった気になりました。行く前と違ったのは、サンチャゴ巡礼とまでは行かなくても数人くらいは歩き巡礼に出会って交流出きるかと期待してましたが、皆無でした。しかも、教会関係者さえ五島巡礼を知らなくて、巡礼バッチを見せてもまるで反応がありませんでした。長崎司教館で応対してくれた方(きっと神父さん)さえ知らないとはこれ如何に?!2016年頃は巡礼も盛んで、巡礼証明書を申請した人は年間千人もいたそうですが、コロナがあったとは言えたった数年でこの衰退振りはどうなんでしょう?


五島の地図、白い範囲が廻った教会の地域で黄色の範囲は行かなかった地域です。実は黄色い地域の先端が険しくてやばいようです。

島が連なる五島なので、やっぱり毎日登ったり下ったりでしたが、一番大きな障害は携帯電話を持っていないことでした。何度も書いてますが宿の予約ができないんですよ。既に書いた通り、散歩中のご婦人やお巡りさんにまでズーズーしく予約電話をお願いしました。宿無しは死活問題なので。

以前の話と重複しますが、五島内で公衆電話を見たのはタダの一度、奈留島のフェリーターミナルにありました。これ幸いと6つの宿に予約をお願いしましたが、ド平日なのに全部フルとのこと。その夜は仕方なく土井の浦教会に泊めて貰い、次ぐ日の民宿への電話も借りられました。民宿からは「土井の浦教会からですね」と、こちらの情報を伝えなくても今時の電話は分かるようです。二つ返事でOKを貰えました。それでピンと来たことがありました。公衆電話からだと信用できないのでフルって言われたんじゃ!?昨年の四国でも、部屋はあると言ってたのに携帯を持ってないと言った途端、フルと言われました(怒)。もし再チャレンジすることがあったら、必ず携帯電話を買って持って行きます。

長らく読んくれてありがとうございました。来年は(2024)5年振りにサンチャゴ巡礼に復帰します。カミーノ友達のお陰でマドリッド往復の安いチケットも買えました。イベリア半島最南端のアルメリアからサンチャゴを目指し、余力があったら最北端のフィステラ、ムシアまで歩き、イベリア半島完全縦断の旅です。86日間一人旅ですが、国内と違って途中では帰れないので良いような悪いようなですが楽しんで来ます。buen camino!

五島巡礼歩数累計 519,254歩
(記録なしの日があるので、それぞれ1日1万歩を加えました)
使ったお金      194,101円