05 セーからフィステラ→サンチャゴ更にコルーニャ
   おまけにフェロール 初めてやった離れ業
   Albergue de peregrinos de Ferrol

7/25(金) 勝負の朝です。5時に起きてチマチマと出発準備してカステラとコーヒーで朝ごはんを食べた気になっておく。

6時になったが薄明かるくなるのが6:40頃なので、あともう少し待ちます。暗いと道を間違えるし見えない足元で捻挫しかけないから。6:15になったら出発して、出来ればフィステラには10:00に到着したいです。そうするとその後が上手く回る気がするので。
このアルベルゲには立派なWi-Fiがあるが、フィステラでは当てにならないので取りあえずフェイスブックには送っておきます。Wi-Fiが見つかったら写真も追加したいです。Anaからはコルーニャに着く時間を教えてと言われてるが、それもWi-Fi次第です。電話もWi-Fiも持ってないので時々不便を感じます。
出発の時間が迫ってるので取りあえずAnaにはコルーニャのバスターミナルにWI-Fi がないと連絡できないと伝えておく。

写真は真っ暗なセーを出発。お陰で道を見失うこと二回。田舎道なら暗くても迷わないけど、セーも次のコルクビオンも町なので迷いやすいです。

セーの隣町コルクビオンの名物(自分が言ってるだけ)薄ら淋しい巡礼路です。狭い横町を入って行くと更に淋しく狭いカミーノが出てきます。

今日は早くフィステラに着かなくてはならないので、海岸沿いに出てからはカミーノは辿らずに海沿いの道路を歩きました。こっちの方がいくらかは早い筈です。遠くに目的地フィステラが見えました。あと1時間くらいかな?
フィステラ到着しました。10:00にフィステラノを貰うために観光案内所に行く途中で4日前、早朝のサンチャゴで会った夫人と再会しました。突然の再会にびっくりしてハグしてきました。彼女たちもネグレイラのアルベルゲが閉鎖だったことに面喰ったそうですが、7キロ前に進んで私営のアルベルゲに泊まれたそうです。お互いに無事にフィステラまで歩けたことに喜び合いました。

さて、今ではフィステラに来る目的の半分はマリアとの再会になっているのですが、マリアが必ず観光案内に出勤してるかどうかは分かってません。今年はどうかなと観光案内に行くと、マリアはやって来る巡礼のためにフィステラ到達証明書を書いている最中だったので安心しましたバックパックを降ろしていそいそと再会の準備。マリア~と声をかけると目を見開いてビックリしてカウンターから飛び出してハグして来ました。それどころか私が昨年の別れ際に言った言葉「もう年を取ったので来年は来られないかも知れない」を覚えててくれたので、胸が熱くなりました。

勝手に想像するに、マリアは私が昨年言った言葉をずっと覚えていてくれてた訳だから、今年は来られるのかなぁと思いながら受付作業を毎日してたんじゃなかろうか?そこへ私が急に現れたものだからビックリしたんじゃないかな?
タブレットに納めてきた今までのマリアとのツーショットを見せると、他の巡礼にも見せて自慢してるようでした。w
マリアは老眼になったようでメガネを掛けたマリアを初めてみましたが、美人はそのままでした。

毎回マリアと一緒に写真を撮っているので、マリアは自分が頼む前に近くの巡礼に私のタブレットを渡して今年もツーショットを撮ることが出来ました。来年も来れることを希望していると言うと何か色々言ってるが分からない。
これからイギリス人の道を歩くためにコルーニャに行くんだと言うと、今日はサンチャゴの祝日なので午後6時のバスしかないそうです。
来る前にたてた予定では平日運行の金曜日だったので手頃な時間にフィステラからコルーニャに行くバスに乗れた筈だが、早速アクシデントです。さすがにそれは遅すぎるので困っていると、さっさとパソコンを操作してサンチャゴ経由で行けるバスを探してくれました。おまけにフィステラのバスセンターに電話してサンチャゴからコルーニャへの乗り継ぎの良いチケットを手配してくれる。チケットセンターの人は同じフィステラ住まいで同じ観光業仲間なのでマリアとは友達のようでした。

そのお陰か、チケットセンターの婦人は販売から乗車まで私を特別扱いしてるのがハッキリ分かりました。バスが到着してきたらブースから出てきて「あなたの乗るのはこれじゃないよ」と教えてくれ、次のバスがやって来ると私の所へまたやって来て「これがあなたが乗るバスだよ」と教えてくれ運転手にも何か伝えてるのでドライバーにチケットを見せることなく1番に乗りこむことができました。日本から何千キロも離れたスペインで、何人もの人達の親切に助けられているので普通に考えたら奇跡に近いです。もしみんなが日本に来たら、今度は私がサポートしたいです。
チケットも買えたことだし何か食べておきましょう。バス停の前にあるバルでビールと硬いボカディージョ。差し歯をかばいながら食べました。ナイフが付いてたので丁度良かった。


フィステラからサンチャゴへ無事に到着。バスセンターで次に乗るコルーニャ行きバスの時間をチェック。教えて貰った6の数字は想像通りバス乗り場の番号6番でした。30分程時間があるのでカーニャを一杯。観光地の大きなバスセンターなので割高かと思ったら、小皿2枚にポテチと塩漬けオリーブが山盛り付いて2.6ユーロって、何も付属が付かない田舎のビールと同じ料金だったので感心しました。またこのバスセンターで乗るので覚えておこう。

バスは定刻の2時に出発。自分みたいにチケットを前もって買ってる人は優先して乗せるようです。他はみんなカードか現金払いだった。次に乗るフェロール行きもマリアが教えてくれた通りコンドクトール(運転手)から直接買えば良いのが確認できたので安心材料になった。
コルーニャ3時半到着。3:45フェロール行きのバスを確認できました。乗って来た運転手から2番と教わったが1番のバスが停まってたので念のため確認して良かった。乗れなかったら次は夕方だった。サポートしてくれたアナにはコルーニャ到着時間を教える筈だったがWi-Fiを探す時間はなかったので後でメッセンジャーで報告しておこう。

フェロールのアルベルゲは数年前に新しく出来た建物でガラス張りのピカピカだったが立地は町外れも良いとこだった。店どころかバルさえ影も形も見当たらない。それでも港方面に15分歩いてやっと食べ物にありつけたがここにも店がないので食べて終わり。高い半端な夕食に甘んじています。

せめてビール大ジョッキをお代わり。カットされたピザとビール大2杯で定食並みの料金イテテテテ。腹いっぱいには程遠いです。食料難民続く。明日は道端で開いてるバルがあったら朝食にします。

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