08 サンチャゴ 宿を移って連泊
   Albergue Seminario Menor

8/2(土) ピナリオで朝めしを頂きました。7時半からだけど余裕の日なので8時に行くと巡礼でワンワンしています。やっぱりゴールのサンチャゴでも巡礼は朝が早いんかな?
さすがピナリオで、朝食で思い付くものは殆どあったけど、ツアーで利用するホテルみたいにオムレツを目の前で焼いてくれるサービスはなかった。珍しい所では豆腐とそっくりのが有ったけど、醤油も置いてないので違ったかな?気味悪いので食べませんでした。メインのトーストの他にコーヒーとジュースにカップヨーグルトも2つずつ食べてお腹いっぱい。

部屋に戻ってパッキングを終えてからフロントに部屋の鍵を返して9時にバイバイ。念願のピナリオに泊まれたので楽しかった。

今日から二泊予約してあるメノールだけど、掃除が終わった2時でないと部屋には行けないのでカテドラル前の広場に腰かけて巡礼ウォッチングを2時間もしている。

さすがに飽きてきたのでスーパーマーケットFroizでトマト2、カット野菜と卵6個入りに缶ビール2を買ってメノールへ。若干心配なのが地下のコインロッカーに2週間も入れっぱなしの荷物。ちょっとドキドキしながらチェックしに行くと、良かった、何事もなく全部ありました。メノールの予約書類やマドリッドへのバスチケットも入れといたので、アクシデントが有ったら面倒なことになりかねなかったのです。たった2ユーロで2週間も荷物を預かって貰えるのは軽い装備で歩けるからありがたい、ちょっと裏ワザぽいけどこれからはこのスタイルを使いましょう。

キッチンで卵を全部茹でて野菜とビールでお昼ご飯。そんなことやってると2時になったので部屋に行くと一番乗りだったが、暫くすると部屋は一杯になりました。明後日のマドリッド行きとその後の空港行きがかなりの緊張を伴う時間配分なので、ベッドの上で段取りを細かく考えてます。


8/3(日) サンチャゴ3日目。朝食をキッチンで食べてると隣に南米と思われる婦人がやって来たので3つあるゆで玉子を一つ上げたらチーズをくれました。

お互いに言葉は発せずジェスチャーだけの短い交流だけど成立します。普通の世界なら有り得ないですが、これがカミーノ。広義のカミーノマジックだと思います。

今日はMuseo do Pobo Galegoと言う修道院兼博物館に行きます。ここは二重螺旋階段で有名らしいです。着いて見るとフランス人の道がサンチャゴに入ってくる侵入路から見えてました。こんな所に有名な建物があったのか!

入館料を払おうとすると、今日は日曜日で無料の日でした。嬉しい偶然です。明日の月曜日はマドリッド三大美術館のティッセンボルネミッサ美術館が無料の日だけどマドリッド到着が遅いので行けないでしょう。前に一度入ってるし良いです。
二重らせん階段は実際に使用されていて、これを使って博物館内を移動しました。階段の床板が昔のままの石で出来ていたのでちょっと怖かった。割れたり落ちたりしないのかな?
展示物が充実していて、スペインの風俗や伝統など色々な物が見られました。

スペインの民族楽器ガイタ。スコットランドのバグパイプと似ていますが、スペイン独特の意匠もあるようです。サンチャゴのオブラドイロ広場に通じるトンネルには決まってこのガイタを鳴らして小銭を貰っている人がいますが、アメイジンググレイスのような美しい旋律なら良いのですが、ただブギャブギャと音を鳴らすだけでメロディーがないんですよ。とってもやかましいのでいつも日本語で「うるせーっ」と言いながら通り過ぎてます。

このすぐ近くに便利に買い物できるパン屋があるのでコーラとクッキーを買って道端でポリポリごくごく、安上がりに小腹を満たしました。特に予定はないのでまたオブラドイロ広場で巡礼ウォッチングを1時間。この広場で日本のツアーに2回会ったことがあるので、また来ないかなーと思ってたけど今日は来なかった。前の時に話しかけたら驚かれて「一人で来てるんですってよーッ」と周りの仲間を呼んでたおかしな思い出があるんですよ。ツアーの人から見たら一人で海外旅行する人は珍しいらしい。今日は二匹目のドジョウはいなかった。
フロイスで今晩と明日のバスで食べる物を買おうと行ってみたが日曜で閉店だった。博物館が日曜で無料の日だったのに、すっかり日曜日を忘れてました。こんな時はさっきのパン屋です。日曜日もやってるし、シエスタもやらない有難いお店なのです。手作りパン屋だけどハムや缶詰なども売ってるし1リットルビールは冷やされてる事も知ってます。ビールとその他を買ってメノールに戻り、ビールは冷えているので取りあえず先に飲みました。

乗り物利用の日はポカしないように必ず事前にタイムテーブルを紙に書き出します。余裕のある時に書いて置かないと、当日慌ててもしもがあったら大ケガしますから。それに明日は只の移動日じゃなくて、3日後のカタール航空座席指定が出発の48時間前に無料で解禁される大事な日なのです。昨年のエティハド航空はそれが出来ないが為に大枚7,000円も払って間に挟まれた席から通路側の席に「移動しただけ」の痛い思い出があります。
フライトが3日後の9時半なので、明日の9時半には全てのパッキングを完了して靴まで履いてカタールにアクセスします。成功したらすぐメノールを出発して、30分歩いてバスターミナルに行って10:45出発のマドリッド行きに乗るのです。明日は緊張の日なのです。

サンチャゴからマドリッドそして帰国 へ続く
メインメニュー