銀の道33 Montamarta - Granja de Moreruela 分れ道の町 5月29日 ![]() 昨日、アルベルゲ前の看板で調べておいた巡礼路に従い村を抜ける。町と違って村の中には通りが少ないので迷うことは滅多にない。と言いながら4日前に村の中で道を間違ったのは私です。 昨日実行した「歩いて汗かいて風邪を治してしまえ作戦」が成功してどうやら殆ど治ったみたいだ。それでもまだ汗だけは掻くので首から胸に掛けてタオルを巻いている。タオルが汗で濡れると手にもって歩くだけで乾いてくるのでまた巻いている。1本しかないタオルなので、この方法は気に入っている。歩いて直す方法は日本にいたら面倒で絶対にやらないけど、ここでは歩くのが仕事なので一石二鳥だ。 ![]() 高速道路を跨ぐ大きな陸橋の上に立ったら遠くに巡礼が見える。合羽の色でコリアおばちゃんと分かったので大きく手を振ったらあちらも気がついて手を振り返してくれた。こんなちょっとしたことでも歩くパワーが貰える。 ![]() エネルギー補給にバナナを出したら少し傷みかけていた。そこを除こうとしてたらポロッと折れて傷んでない所が落ちてしまった。くそーっ全体の5分の1しか食べることができなかった。重たい思いして持ち歩いてたのにとても悔しい。 次の村、Riego de Caminoを歩いていたら道端にしょっぱいバルがあったので、そろそろ休みたかった私は入ることにする。カフェコンレチェを頼むとバルの親父がボカディージョはどうかと勧めてきた。丁度何か食べたかったので渡りに船だ。チーズとトマトのボカディージョを頼む。 ![]() 外からオカミさんが戻ってきた。私が濡れてぼろぼろになった地図を見ていたら乾かしてやると手真似で言ってくれる。コーヒーマシーンの上に掛けて置いたら程なく乾いたようだ。破れた所をテープで補修してくれるそうだが、やってもらったらすんごい適当だった。さすがスペイン人。でも親切心にグラシアス。ボカディージョとカフェで5ユーロもしなかった。都市は高いけど田舎は安い。 やっぱり休んで食べると力がみなぎって来るのが分かる。どちらも重要だ。巡航速度5km(予想)でぐいぐい歩ける。その後は曇り空で涼しく絶好の歩き日和になった。大きな道路標識にBenaventeの文字が現れる。ベナベンテは友達のアニャの姓なのでタブレットで撮ってみた。Wi-Fiがあったらアニャのフェイスブックに送ってやろう。アニャはペルー人だけど、スペインが先祖の故郷なんかな? ![]() シエスタの時間が近いので、先に裏通りにあったミニスーパーへ買い物に出かける。1リットルビールは無かったのでMahouの缶ビール2つと袋入りミニカステラ6個、ヨーグルト4、小瓶に入ったアスパラとトマトの大きいので7ユーロと少し。お腹の健康のために野菜はなるべく食べるようにしている。 シャワー、洗濯が終わって一息ついたら後続の巡礼が続々と到着してきた。コリアおばちゃんが到着したときには既に下段が埋まっていたので、「ここいい?」と言いながら私の上のベッドになったが、人数が増えたので2室目を開放してくれたのを教えて上げたら下段が取れるので喜んでいた。昼間、暫く一緒に歩いたカナダ男性は私より2時間遅れで到着してきた。歩くのが遅い上にコーヒー好きなので、同じにスタートしてもこんだけ差が付くようだ。まぁそれだけ道中を楽しんでいるのだろう。 コリアおばちゃんはアルベルゲにキッチンが無いのを確認せずに温めて食べる缶詰を買ってきてしまったよ。キッチンが無いのは食器もないと言うことなので、ヨーグルトは蓋ですくって食べだした。驚いて「スプーンを持ってるよ」と言ってからバックパックからスペアのプラスプーンを出して上げたら喜ばれる。残ったのは先割れスプーンなので、今後私がヨーグルトを食べるときには少しばかり不便を感じることになった。おばちゃんはアストルガを目指すので、今日でお別れだ。 今日のアルベルゲもWi-Fiなしだが、目の前の役場にフリーWi-Fiが飛んでいた。しかもベンチ付き。外なので喋っても同室の人に迷惑掛からないので日本の友達3人とビデオメッセンジャーをする。昔は外国と国際電話なんかすると1分で数千円も掛かった時代があったようだが、今はこうしてテレビ電話さえ無料でできる。ジュールベルムや鉄腕アトムの漫画でさえ想像できなかった時代になった。ありがたや。 この村から巡礼路はアストルガを経由してサンティアゴに向かう道と、直接サンティアゴを目指すサナブレスの道とに別れる。私は2年前にアストルガ方面は歩いたことがあるので断然サナブレス。巡礼路はここから山岳地帯に入るようだ。少し腰が心配かな。 ![]() ちょっと行った先に分岐を示す道標発見!!右アストルガ、左オウレンセと書かれている。オウレンセはサナブレスの ![]() 銀の道34へつづく |