《バナナ食パン》
ルヴァンリキッド+春よ恋

焼:2020年 5月 10日

 メゾンカイザーで食べたバナナ入りのフランスパンの味を思い出し、バナナ食パンを作ってみたいと思いました。参考にするレシピはありませんでしたが、「ハニーミルク食パン」をベースにしてみました。



 バナナを前もって買っておかなかったため、完熟タイプの甘そうな、傷み始めたバナナを買いました。バナナ1本は意外に重い。


 バナナの皮をむいたら、パン生地2斤分に入れるのに許容範囲の重さ。


 バナナを輪切りにして四等分にしました。あとは「ハニーミルク食パン」と同じ。水の量は前回と同じ、20g減らしました。


 柔らかいバナナなので、つぶさないように気をつけて、こねあげの最後に優しくたたむようにつつみました。


 一次発酵。30℃1時間30分のスチーム発酵で、サフ金だからか、十分なふくらみ。


 ベンチタイム後。577gずつ。パン生地の温度は27.1℃。ベンチタイム前は27.4℃。やはり27℃が基本?

 

 優しく巻いて丸めました。所々バナナの形が見えます。


 30℃1時間半のスチーム発酵後ドリュールを塗り、プラス20分追加しました。もっとふくらんでほしかったけど、ここまでみたい。一部バナナが飛び出して下に落ちていました。

 

 プログラムモードがなかったので、手動180℃30分で焼成しました。


 高さと形に違いがあり、左の高さは16.5㎝。右が16㎝。低い方が形がよく、四方どちらから見ても同じ形。


 粗熱を取って1時間もすると、しわしわだけど、しっとりしてきます。高さも低くなるみたい。明日になったら、もっとしわしわ。溶き卵のドリュールは、テカテカで生き生き見えます。
 早く食べたいけど、いただくのは明日朝。メゾンカイザーの味に少しだけでも近づけるかなぁ?フランスパンじゃないから無理か…。


 

 翌朝。
 スライスすると、バナナのかけらはうまい具合に散らばっていました。バナナに熱が通り、色が変わって見かけは干し芋みたい。食感も柔らかな干し芋。選んだバナナだけに、甘さは十分。何と合わせるかは難しい。しっぽ(切れ端)は、苺ジャムをつけて食べました。これは甘いもの同士で違和感なし。次に、ハムを挟んで食べてみました。んー。ハムの塩味とバナナの甘みと、パンの中立とで、まとまりのない味に。何もつけずにそのままがいいようです。
 今回の実験は、いずれもうすぐ収穫できるであろう自家製イチジクを使ったパン作りのための、いわば前哨戦?です。