
《黒糖バター食パン(1)》
ルヴァンリキッド+はるゆたか
焼:2020年 6月 16日

今回は、作り始めるぎりぎりまで、どんなパンにしようか決まりませんでした。頭にあったのは、「メゾンカイザーのパンレシピ」の本の中の「パン・ド・ミ」です。いわゆる食パンなのですが、原材料に発酵生クリームの「クレーム・エペス」を使います。それは富澤商店でも取り扱っていませんでした。ネットで探すと、タカナシ乳業で出しています(500g1172円、高い!)が、お店で見かけたことがありません。見つかるまで断念するとして、他の原材料がバターも砂糖も多めのレシピでした。それをイメージして、黒糖がまだ残っていることを思い出し、黒糖とバターが標準より少し多めの食パン作りをすることにしました。

平日夜に時間のかかるパン作りをするわけは、もちろん明日のパンがないからですが、それは買えば済むこと。本当のわけは、この写真を見てもらえばわかる通り、ルヴァンリキッドが、密閉容器のふたを開けた瞬間に爆発するほど増えすぎたためです。どんどん消費しないともったいない。

強力粉はよくふるいました。前回黒糖パンを作った時、黒糖の中に小石のような粒々がいつまでも残っていたので、黒糖もふるいにかけてみました。

黒糖をふるいにかけると、小石状のものがたくさん残ったので、スプーンで裏ごしをするように押しつけて出しました。

前回の黒糖パンと同様、水が少し多かったです。次回作る時には減らさないと。こね上げ温度は28.8℃。だいたいこんなもの。

一次発酵。時短を意識して石窯ドームオーブンのスチーム発酵機能40℃にしてみました。結果は1時間10分。やや時短に成功。発酵後のパン生地の温度は35.2℃で、これはよろしくない。

428gずつ2つに分けてベンチタイム。パン生地の温度は、ベンチタイム前も後も32.6℃。

「メゾンカイザーのパンレシピ」に習い、ドリュールは2回塗ることにしました。

二次発酵は35℃に切り替え、1時間30分の予定が、1時間15分で済みました。2回目のドリュール塗り。暑い季節になり、発酵温度は35℃がよさそうです。でなければ、室温発酵?

いつもの通り、手動180℃30分で焼成しました。今回は5分で前後を回し、プラス5分でアルミホイルをかぶせて20分焼成しました。それでもしっかり焼き色が付きます。

いい香りです。黒糖パンと言えるほど黒くはありません。
いただくのは、例によって明日朝。

翌朝。
ずいぶんしわくちゃになりましたが、つぶれてはいません。

断面を見れば、ほんのり色づいています。柔らかそう。

30分の焼成中、残り20分でアルミホイルをかけた結果、ドリュールを塗ったトップも柔らかくなりました。またそれがしわくちゃになる原因かも。お味の方は、「バター」よりも「黒糖」を感じるパンでした。1日目は何も付けずに食べたいです。切れ端はブルーベリージャムをつけて食べました。相性はグッド。

ところで…。
ルヴァンリキッドは一時的に量が減りましたが、もう本日中につぎ足しをします。すると、翌朝からまた爆発? 少し捨てた方がいいのかなあ? もったいないなぁ。
しかし、昼間仕事をして平日夜に12時近くまでかかって焼き上げるのは正直しんどいです。平日無理なく焼くには、作業を2日に分けて作った方がよさそうです。それを今後模索します。
