《黒糖食パン(2)》
ルヴァンリキッド+ゆめちからブレンド

焼:2020年 5月 31日

 に志かわの食パンを食べたあとでは、どんなパンを作ったらいいか考えられず困りました。ちょうど町田の富澤商店で黒糖を見つけて買ってきてあったので、前回うまくいかなかった黒糖食パンに再チャレンジすることにしました。



 粉状の黒糖ですが、ごま粒ほどの固まりも混じっています。小さな鍋で煮詰めようかとも思いましたが、今回はそのまま混ぜることにしました。


 今回は小麦をふるいで振るうのを忘れてしまいました。そのわけは、2.5㎏あった「ゆめちからブレンド」が残りわずかとなり、400gの分量が足りるかに気をとられたためです。390gしかなく、水分量はそのままにしたので、かなり柔らかめにこね上がりました。黒糖の粒々がなかなか消えないので、これは失敗したかなと思いましたが、そのうち見えなくなりました。


 一次発酵。石窯ドームオーブンのスチーム発酵機能30℃1時間30分で十分。


 407gずつ2つに分けてベンチタイム。パン生地の温度は、ベンチタイム前が28.1℃。


 ベンチタイム後も28.1℃。同じなのは初めて。


 2つに丸めなおし。水分量が多いとコシがない。次回からは気をつけます。


 30℃1時間30分。溶き卵のドリュールを塗ったところ。まあ十分。


 いつものように180℃30分の手動焼成。いつものように8分で前後を入れ替え、次の8分でアルミホイルをかぶせ。


 高さは16㎝。1.5斤なのでよしとします。今回はドリュールを塗って、いい感じ。色も少し黒糖パンぽい。
 いただくのは、例によって明日朝。


 

 翌朝。いい感じにしっとりしました。色も黒糖パンぽい感じになりました。


 一切れ78g前後でした。山型パンなので、切った場所によって微妙に高さが違い、目方も違ってきます。
 お味の方はと言うと、意外に甘くなく、ほんのり甘い感じでした。50gと60gのどちらにするかぎりぎりまで迷ったあげくに50gにしたけれど、60gでも大丈夫だったと思います。学校給食の黒糖パンの分量を調べてみると、小麦粉100gあたり黒糖が20gでした。今回は400g+ルヴァンリキッドなので、80gでも大丈夫な計算になります。
 ふわふわ、しっとり、ミミまで柔らかく、ほのかに甘い食パンができました。ある意味、「に志かわ」の食パンに対するひとつのアンサーになったかも。