「山型食パン」
小学校通級指導教室「きこえとことばの教室」の小集団活動で、指先の器用さやバランス感覚を養う「給食当番」と名付けたゲームに使いました。
本物のパンを使うわけにいかず、それでもパンばさみでつかんだ時の感触が本物に近づくように、百円ショップの洗車スポンジをカッターナイフで厚切りに切り取り、アクリルスプレーとアクリル絵の具で色づけしました。
言うは易しですが、スポンジをスパッと切るのは、パンを切るより難しかったです。またスポンジなので、アクリル塗料をどんどん吸い込み、なかなか色がつきません。スポンジの気泡が本物のパンらしさになっているのですが、気泡の穴からスポンジの黄色やピンク色が見えてしまいます。そこで下地にジェッソを使い、気泡の穴一つ一つを埋めました。色はつきやすくなったものの、堅さや重さが加わり、本物のパンから遠ざかってしまいました。またボディーは100円ですが、塗料代は相当かかりました。
子ども達の反応は、「本物かなぁ?」と言いながら匂いを嗅いで確かめ、「本物じゃない!」と叫んでいました。