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「スクーターボードの洞窟」

 小学校通級指導教室「きこえとことばの教室」の小集団活動で、スクーターボードのコースの一つとして洞窟を作りました。
 間口190㎝、奥行き180㎝、高さ120㎝の大きな舞台装置です。子ども達は狭い場所、暗い場所が怖いもの見たさで好きです。暗幕で完全暗室を作りました。12月実施のため、内部はクリスマスバージョンにしました。


 スクーターボードに腹ばいに乗り、洞窟の中に進んでいくと、左側には、ツリーやLED照明に混じって、怪しげなものも見えます。


 怪しげなものを近くで見ると、ちょっと怖いです。眼と舌がいろいろな色に光る白蛇です。


 洞窟の右側は、つらら状の雨のしずくのようなLEDが10本、天井からぶら下がっています。(これが一番高かった。)
 奥にはサンタクロースが見えます。
 雨のしずくLEDのせいで、真っ暗なはずの洞窟が、ずいぶんと明るくなってしまいました。
 明るすぎるので、黒いお花紙をかぶせて光量を調整しました。


 右奥にあるサンタのイラストは、ライトアップしているのではなく、蛍光クレヨンと蛍光チョークで描いたイラストが、ブラックライトに反応して光り輝いているのです。
 ビー玉をはめた左目は、救難信号用のライトが数秒おきにフラッシュして白く光ります。
 サンタが手に持っているライトセイバーのようなものを見て、怖さもあってか、「ナイフを持ったサンタだ!」と言った子がいました。


 サンタのビー玉をはめた右目の奥にはLEDライトが仕込んであって、赤や緑に変化します。
 サンタのすぐ横の壁にはLEDライトを幻灯機のように使って映し出された眼がいろいろな色に変化して見えます。
 それを見た子ども達は、口々に「目玉がこっちを見ていた!」と興奮気味に言っていました。


 暗幕を開けてしまうと、こんな感じで、ちっとも怖くありません。
 スクーターボードは地面すれすれを走るので、目線はずっと下になります。
 天井は頑丈な紙筒を利用した梁を5本も使っているので、重たい暗幕を掛けてもびくともしませんでした。