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「フェイスシールド 2」
 完成:2020. 5. 19

 前回作ったフェイスシールドが「改良の余地あり」だったので、作り直しました。試作2号です。


 

 前回作ったフェイスシールドは、厚さ1㎝、幅2.5㎝のウレタンフォームを3層にして曲線を出していました。が、無理な力が加わっているため、翌日にははがれてしまいました。スポンジ・ウレタンフォーム用の強力両面テープを探して試してみても、結果は同じでした。なかなか解決策は見つからなかったのですが、「切り込みを入れてみたらどうだろうか?」とふとひらめき、さっそく試してみました。


 1枚(1層)で試しました。縦にまっすぐ切り込みを入れると、ポキッと簡単に折れてしまうだろうと予想し、車のタイヤのトレッドパターン(タイヤの溝の模様)を思いつきました。これならポキッと折れません。それを曲線にしてプラ板に貼り付けると、プラ板はしっかり局面になって固定されました。大成功!と思ってかぶってみると、メガネ必須の我が身には、メガネにぶつかって痛い思いをしました。メガネなしならいいけれど、それでも空間が狭く、息苦しい感じ。よく考えて、3層構造に挑戦です。


 顔に完全にフィットさせるには、どうしたらいいだろうと考え、帽子の内径になるように、厚紙で筒を作りました。前後に長い楕円の円柱です。


 3層それぞれがトレッドパターンになるようにていねいに切り込みを入れ、貼り付けました。この作業は器用さと根気が必要です。へたしたら、下まで切れてしまうので。少し時間のかかる作業でしたが、しっかり固定されています。

平ゴムをホチキス止めしなくても、両面テープで固定されることがわかりました。


 上から見た断面は、こんな感じです。おでこのカーブに合わせてジャストフィットです。


 レンガ積みのような模様もしゃれて見えます。形はしっかり固定されました。大量生産には向いていませんが、これならサイズオーダーメードが可能です。
 次の改良点は、傷がつきにくく、見やすいプラスチックの採用です。さあ、何だろう? アクリル? 塩ビ? ポリカーボネート? 意外にPET?