もどる

「フェイスシールド 3」
 完成:2020. 5. 21

 汎用性を念頭に置き、安く、かつ実用性のあるフェイスシールドの改良版を作ってみました。しかし今回も100均の材料は使っていません。


 

 まず、肝心の透明シールド部分は、なぜか職場にロール巻きのおそらく塩ビ0.1㎜だろうというものが出てきて、自由に使っていいということで、それを試しました。すると、透明シールドは実質0円。柔らかさも固すぎず、適度です。弾力があり、硬質のプラスチックより傷がつきにくいかも。


 何十メートルあるのかというほどのロール巻きなので、カットして使います。今までB4サイズのプラ板を使っていました。若干大きいかなと思っていました。ネットでヒットする自作フェイスシールドはほとんどが100均の材料で、A4サイズのものを使っています。B4に比べると、小さいのではと心配になります。そこで、その間をとり、ミリ単位は切って、33㎝×23㎝にしました。これをC4サイズと勝手に呼ぶことにします。

 額のクッション材は、ユニディで幅15㎜、厚さ10㎜、長さ1mの粘着テープつきの発泡ウレタンがなんと50円で売っていました。100均より安い? これをぜいたくにも3層重ねで使います。例のごとく切り込みを入れますが、幅15㎜ではタイヤのトレッドパターンを再現するのが難しく、まっすぐ切ることにしました。すると、深く切りすぎてちぎれてしまう恐れがあります。そこで厚さ10㎜の半分だけ正確に切るために、割り箸を横に添えて切りました。割り箸の厚さはほぼ5㎜なので、そこでカッターの刃は止まります。これは正確で気持ちいい。


 「フェイスシールド2」と同じ要領で、3層に巻いてゴム紐と透明シールドを取り付けました。計算式を考えて3本の長さを決めたのですが、楕円は計算式に含まれず、多少の誤差が出てしまいました。


 透明シールド部分は、柔らかいプラスチックなのに、丸みをキープしたまま固定されました。これはかなり実用になります。また顔面と距離があるので、空間が確保され、曇りにくいのではないかと思います。息苦しさは感じません。A4より大きいサイズにこだわったのは、外からの飛沫防止だけではなく、装着した人が声を発する時の飛沫防止を重視したためです。つまりこのフェイスシールドは、学校の先生用に考えたものです。