《ルヴァンリキッド作り》

作:2019年 11月 1日

 自家製の液体自然発酵種「ルヴァンリキッド」作りは、10月22日に始めましたが、温度管理が難しく、3日目に異臭が発生し始めました。


 初日はライ麦粉全粒粉20g、40℃のぬるま湯20g、ユーロモルトシロップ5gを混ぜることから始めます。


 40℃前後のお湯に浮かべてみましたが、一日中つきっきりにはできません。なので、すぐ冷めてしまいます。


 お湯につけている間は、発酵して膨らんできましたが、冷めるとしぼんで同時に気持ちの悪い異臭を放っていました。腐敗臭なのかと心配になりました。完成したあと、冷蔵庫で保存し、3日ごとにかけつぎして様子を見ることにしました。


 冷蔵庫で保存し、かけつぎしていくうちに、異臭はなくなりました。でも、腐敗菌の疑いが拭いきれないので、26日のパン作りは断念しました。


 1週間後の10月29日に、ルヴァンリキッドの作り直しをしました。ヒントは、メゾンカイザーに置いてあった「エリック・カイザー60のレシピ」という本の中に、ルヴァンリキッドの作り方は常温でいいと書いてあったことです。ちょうど過ごしやすい日が続き、ルヴァンリキッド作りに最適でした。念のためボウルも布巾も熱湯をかけました。


 作り直し2日目。一日経った部分とは色が違いますが、異臭はしません。40g加えました。


 作り直し3日目。80g加えました。異臭はしていません。色の違いもありません。


 作り直し4日目。100gの小麦粉とぬるま湯を加えて完成。


 保存するガラス瓶も煮沸しました。「ル・パルフェ」フランス製。


 右が1週間前に作ったルヴァンリキッド。小麦粉をかけつぎして白くなるはずが、上澄み液が茶色くなっています。どちらも異臭はしていません。しばらく様子を見て、新しく作った方に色のついた上澄み液がにじんでこなければ、最初に作った方は破棄し、いよいよルヴァンリキッド入りのパン作りをします。
 でも、まだハードルはあります。分量の問題です。