
《生クリーム食パン》
ルヴァンリキッド+ゆきちから
焼:2020年 2月 11日
前回の「ハニーミルク食パン2」を進化させるべく、ネットで「生食パンの作り方」を調べました。そのうち参考にしたのが、砂糖の上白糖の代わりに三温糖を使うということと、焼成で180℃15分に160℃15分を追加するということです。最強力粉をブレンドするということも書いてありましたが、手持ちがないのでできません。本当は生食パンを目指して角食パンにしたかったのですが、それだと分量を再計算しなければならないので、変更は最小限にしました。

前回との違いは、牛乳を生クリームに置き換えたことです。あと、バターを5g足して20gとしました。また最初に書いた通り、上白糖の代わりに三温糖を使ってみました。

生クリームが牛乳より濃厚なせいか、前回と同じ水分量では固さを感じました。そこでおよそ20gほど水を後から足しました。ちなみに、水はアルカリイオン水です。前回同様、塩を後から混ぜたので、さらにこね上げる必要がありました。あと、ルヴァンリキッドをお湯で温めました。いつもは冷蔵庫から取り出したままなので、冷たい状態でした。温めることで発酵の手助けになるかと。

ルヴァンリキッドを温めたおかげか、石窯オーブンのスチーム発酵機能40℃1時間で、いつも以上に膨れ上がりました。これはこの後の発酵にもいい影響が出る予感がします。

大きなメロンパン2つ分といったところです。1つ418gは、前回と大して変わりません。水を追加したはずなのに。どこかで計算違いか?

ベンチタイム後。また少しふくらみました。

きれいな仕上がりを重視して、今回もオーブンシートではなく、バターを塗りました。5gでは少ない感じ。

これも仕上がり重視で、二次発酵前に卵のドリュールを塗っておきました。

二次発酵は予定通りの1時間半かかりました。また追加のドリュールを塗りました。ここまではほぼ順調。

手動で180℃5分の予熱の後、180℃15分の焼成、追加して160℃15分の焼成にチャレンジしました。途中で温度を変える操作の仕方がわかりました。温度を変えるタイミングで、前後の向きを変えました。さらに、焼成終了10分前にトップの焼きすぎ防止のため、アルミホイルをかぶせました。今回はしっかりくるんだので、コンベクションで吹っ飛ばされることはありませんでした。焼成でやるべきことはやりました。
ところが結果は、二次発酵後より縮んでいました。これが悲劇の始まりでした。たたいてもたたいても、パン型から外れませんでした。何度もたたきつけて諦め、ナイフを隙間に差し込みました。

たたきつけすぎたせいで、パン全体がひび割れて崩れてしまいました。これではカットもできそうにありません。初めての大失敗です。本当は掲載したくありませんが、「失敗は成功のもと」と考えたいです。
今回の失敗で、丈夫なクラスト(外皮)が、中の柔らかいクラムを守っていたことがわかりました。当たり前のことですが。ミミまで柔らかいパンがいかに難しいかもわかりました。準強力粉が原材料のルヴァンリキッドを使っていると、難しいのかも知れません。
