《生クリーム食パン(2)》
ルヴァンリキッド+ゆきちから

焼:2020年 2月 15日

 前回の大失敗を受けて、リベンジすべく、「生クリーム食パン」に挑戦です。とは言っても、「生食パン」に挑戦する技量がないことがわかったので、あくまでも「生クリーム食パン」です。



 前回とほぼ同じですが、違いは、砂糖を三温糖から上白糖に戻し、5g増やしました。強力粉がいつもの400gに30g足りない訳は、「ゆきちから」1㎏がちょうど使いきりだからです。今回を含めて1.5斤が5回作れたので、およそ500円は安いものです。(とは言うものの、バターや生クリーム、はちみつにコストがかかっています…。)


 強力粉がいつもより30g少ないのに、水分量を含め前回と同じ分量にしたので、ゆるいかと思いきや、ちょうどいい感じです。今回初めて使ったニトリルゴム手袋にも最後には何もつきませんでした。また、まな板に打ち粉ゼロでできました。


 一次発酵。石窯ドームオーブンのスチーム発酵機能で1時間。驚くほど発酵しました。2倍レベルではありません。27㎝の大きな柳宗理のボウルが普通の大きさに見えます。


 パンチをして2つに正確に分けます。1g単位まで測り比べ、誤差がないようにします。


 ベンチタイム後。もう一度パンチをしてたたんで丸めなおします。


 パン型にバターを塗るのではなく、ガラス繊維のオーブンシートを敷きました。その方が、前回のような張り付き事故は起きないと思います。


 今回は金曜夜に作ったので、そのまま焼くと深夜になるため、久しぶりに冷蔵庫で一晩寝かせることにしました。その分早く寝て、早起きします。


 翌朝土曜日、6時前に目がさめて見てみると、きれいにふくらんでいました。でも、まだパン型の八分目なので、石窯ドームオーブンのスチーム発酵機能に頼ることにしました。


 1時間10分後、見事に型からはみ出すほどふくらみました。


 前回は手動で180℃15分、続いて160℃15分の焼成をした結果、型に貼り付いてしまった苦い経験があるので、今回は石窯ドームオーブンのプログラム機能に任せることにしました。「生クリーム食パン」モードがないので、近い種類として「ミルク食パン」の「弱め2」で設定しました。途中、前後をひっくり返し、焼き色が濃いなと思ったので、終わり5分前にはアルミホイルをかけてみました。


 焼成直後の取り出し。まだアルミホイルが付いた状態。


 アルミホイルを外してみると、思ったより濃い焼き色。この直後、取り出そうと軽くたたいてみても、一部が引っかかって出てきません。「よもや!」前回の悪夢がよぎりました。が、引っかかっていたところをナイフでそいで事なきを得ました。縁の部分には軽くオリーブオイルを塗っておいたのですが、オーブンシートがわずかにずれた縁より下に貼り付いていました。次回からは、縁より下にも塗っておいた方が良さそうです。


 生食パンの薄くて淡い焼き色ではありませんが、健康的な焼き色になりました。今回はドリュールも塗らず、見た目度外視で作りました。また型にバターを塗らなかったおかげで、ベタベタもしていません。お味の方は、明日レポートします。


 食パンカットガイドで均一にカットし、専用小袋に小分けして入れると、ちょっとしたパン屋さんの気分が味わえます。(「ごっこ」ですが…)
 頭を働かせ、材料を吟味し、レシピに改良を加え、心を込めて作ったので、お味の方は負けていませんよ。きっと。

 カットしていて気づいたのですが、ミミまで柔らかな食パンがやっと焼けました。