《生クリーム食パン(3)》
ルヴァンリキッド+ゆめちから

焼:2020年 3月 14日

 いまだにうまくできない流行の高級生食パンを再現してみたく、材料を吟味し、分量と作り方を考えました。結果は見ての通り大失敗となりましたが、前回の「パンオノワ」の大成功の裏には、このような大失敗の繰り返しがあるのも事実です。



 今回は生食パンをイメージしているので、いつもの山型パンではなく、角形パンです。そのため、強力粉の分量を100g減らしました。水のバランスを計算するのが難しかったのですが、失敗覚悟でやってみました。また、今まではちみつを入れたパン作りの経験から、入れすぎるとはちみつのくせが前面に出ると思ったので、砂糖多めのはちみつ少なめで、あくまで隠し味としました。


 水分量は多めと感じましたが、うまくまとまりました。生クリームは温度に敏感とのことで、冷えたまま使ったせいか、生地も冷たく感じます。


 一次発酵は、スチーム発酵機能30℃1時間30分、追加20分でここまでふくらみました。発酵後の温度を測るのを忘れました。


 346gずつ2等分して丸めなおし、30分ベンチタイム。パン生地の温度は、ベンチタイム前が25℃、30分後のベンチタイム後が23℃。これがいいのか悪いのかもわかりません。


 やはり100g少ないためか、いつもより小さく見えます。


 オーブンのスチーム発酵機能30℃1時間30分でパン型の高さになりました。ここでふたをして、ふたの高さいっぱいまでふくらむよう、発酵機能に切り替え、30℃40分追加しました。それが失敗の原因1つ目。


 パン生地がふたの隙間からはみ出てきました。


 ミルク食パンモードで「弱め3」の一番短い時間で焼きました。200℃21分です。この焼き方は初めて。実はこれが失敗の最大原因。


 ふたを開けると、あふれかえったてっぺんがパン型に貼り付いて、ナイフでそぎ落として取り出すも、サイドの固さが不十分で型崩れして完全につぶれてしまいました。柔らかさを追求した結果、事故のような失敗。角形パンは経験が伴わずうまくいきません。でも、味はgoodでした。早めにリベンジしたいです。


 これでつぶれていなければ、味や食感はほぼOKだったんですけどね。「生クリーム食パン」ではなく、「生食パン」と堂々と名乗れるのはいつのことやら。(すでに失敗作3つも「生食パン」と偽って更新していますが…。恥知らずです。)