《生食パン》
ルヴァンリキッド+ゆきちから

焼:2019年 12月 17日

 パン型+石窯ドーム 第2弾は、生クリームを多めに使った「生食パン」に挑戦です。


 「生食パン」の定義もよく知らないのに、「銀座に志かわ」を意識して、「生食パン」を作ることにしました。レシピは「東芝 cooking book」を基にしつつも、「メゾンカイザーのパンレシピ」のルヴァンリキッドを使い、扱いやすい「とかち野酵母インスタントドライイースト」と組み合わせました。強力粉は国産「ゆめちから」を買うつもりが、間違って国産「ゆきちから」を買ってしまいました。また塩分量は減塩を目指し、1.5斤を8等分する予定で、1枚あたりは0.6gに押さえました。
 これらの組み合わせが吉と出るか、凶と出るか…。


 水分量がちょうどよかったのか、バターを加えてもスライム状にはならず、しっかりこねた後に丸めると、初めて重力に負けず球体になりました。これは期待が膨らみます。


 一次発酵。今回は時短を目指し、オーブンの発酵機能で40℃30分発酵してみました。


 オーブンの発酵機能で発酵中。


 発酵後の写真は撮り忘れました。2分割にしてまとめると、大きな酒まんじゅうが2つできたようでした。


 麺棒ではなく、手で伸ばして丸めました。
 この後2次発酵。オーブンの発酵機能で40℃1時間発酵させました。ここは時短ではなく、その間にゆっくり片付けをして風呂に入りました。

 風呂から出ると、まあまあの発酵具合。オーブンを予熱して、いよいよ焼成。


 焼いている間はオーブンに任せるだけです。パン型から取り出すと、とてもきれいな焼き色に仕上がっていました。


 「東芝 cooking book」のレシピに従い、熱いうちにバターを塗りました。見事なつや。


 手前味噌ですが、前回とは違い、売り物のようなできばえです。食パン型2回目にして成功!


 翌朝カットしてみると、クラム(中身)のきめがとても細かいと感じました。またスカスカではなく、しっかりした感じで、密度が高いです。
 お味の方も、期待を裏切りませんでした。パンのお供にブルーベリージャムを用意しておいたのですが、その必要はなく、そのままで、ほんのり甘さを感じました。食感はまさに生食パン。これでクラスト(表皮)がさらに柔らかければ、「銀座 に志かわ」に追いつきます。むしろ、「銀座 に志かわ」より甘すぎません。(そこは好みの問題ですが)

 自分にとっての理想のパンがまたできました。たった一切れを食べ終わるまでの間が至福の時間です。