《バタール(5)》
ルヴァンリキッド+リスドォル

焼:2019年 11月 4日

 自家製の液体自然発酵種「ルヴァンリキッド」を使った初めてのパン作りです。はたしてちゃんと発酵するのか、おなかをこわさないのか、心配です。


 分量や作り方は、「メゾンカイザーのパンレシピ」のバタールレシピをそっくり見習いました。ということは、小麦粉500gとルヴァンリキッド100g+水330gで300gのバタール3本分を作ることになります。専用のオーブンレンジを使えば、3本いっぺんに焼けますが、小さなココットダッチオーブンでは、一本ずつが精一杯です。そこで時間差をつけるために冷蔵庫保存することにしました。


 水を加えた時に、少し多いなという感覚がありましたが、最初はレシピに従おうと思って、全部入れてしまいました。


 やはり水が多かったせいか、ベタベタでした。生地にコシが出ないまま、打ち粉でべたつき感をなくしました。重力に負けてつぶれてしまいます。


 一次発酵のあと、3つに分けて、ベンチタイム。そのうち一つを成形して焼きました。この段階でこんなベタベタは初めて。

 成形してもコシがないので、高さが出ません。この時点で失敗が明らかです。さかのぼれば、こねている時点でわかっていたことです。


 二次発酵は横に拡がってしまいました。


 何と形容したらいいのか、枕か、大きなせんべいのようです。恥ずかしくてほんとは掲載したくありません。


 高さは4㎝くらい。横スライスしてサンドイッチにすることにしました。


 冷蔵庫にとろけるスライスチーズしかなかったのですが、作りたてのアツアツなら溶けるかもと思ったら、その通りでした。


 変な形ですが、これはこれでおいしかったです。ルヴァンリキッドの味は、まだこなれていない感じ。

 夕方に、冷蔵庫に保存しておいた2つの生地のうちの一つを成形すると、いくぶん固くなっていて、バタール型にできました。今度はうまくできそうな予感。

 二次発酵させたら、またもや横に拡がってしまいました。クープも失敗。でも高さは6㎝いきました。最後の一つは翌朝焼いてみたいと思います。

 クープナイフは、せっかくフランス製を取り寄せたのに、柔らかい生地に引っかかってしまい、思うようにスパッと切れません。